短大や専門学校、大学を卒業した後の就職先と言えば9割以上が給食委託会社。
一般企業に入社したものの、合わなくて途中で給食委託会社に入社するケースもありますよね?
特に中途採用で給食委託会社に入社すると、いきなり現場に放り込まれることも有り得ることです。
ろくに研修も受けずに、ただただ忙しさに振り回されているばかりの毎日。
おまけに学校では栄養指導の授業があっても、マナーや接遇には触れていないので、電話の応対が分からないことも少なくないでしょう。
こんなブラックな会社は嫌だ!懲り懲りだ!と思うことは多々ある筈。
でも、いきなり独立って言っても不安がありますよね?
名刺を扱う機会に恵まれない
栄養士、管理栄養士の就職先と言えば殆どが給食委託会社ですよね?
社員として採用されるものの、栄養士や管理栄養士であることを理由にチーフをやらされることはあっても、インストラクターやその他上位の地位に立てるわけではありません。
運良く一割以内の割合で入社出来る一般企業(栄養士を募集している企業)に入社出来れば、給食委託会社の栄養士とは全く違った方向で会社から教育を受けます。
給食委託会社以外で栄養士や管理栄養士を採用する企業と言えば、栄養補助食品のメーカーや、栄養補助食品を取り扱う企業や問屋等があります。
もし、このような企業に就職出来たのなら、営業業務としてのマナーや教育を受ける機会があるでしょう。
この時に、挨拶をはじめとする接遇や電話応対、名刺交換等、新入社員を対象とした研修会でビジネスマナーを学びます。
一方、給食委託会社はどうかというと…ビジネスマナーを学ぶということはなく、初めから現場業務に入ります。
これは、病院や施設に入職した時も、特にビジネスマナーを学ぶわけではありません。
取引先の業者が来て、この時に名刺を頂くと言う程度で、それほど名刺と触れる機会はないのです。
外線を直接受け取ることも殆どない
栄養士や管理栄養士養成施設を卒業して、栄養士とは無関係な企業で一般事務として働くのならともかく、栄養士や管理栄養士が直接外線を受け取ることは滅多にありません。
今は病院や施設の多くが業務委託化しており、管理栄養士が一人配置であることから、管理栄養士のデスクが事務所内に配置されている事業所もありますが、通常、栄養課は一つの部署なので、事務所とは別の位置に栄養士専用の事務所があります
…というのか、あるのが普通です。
病院や施設の組織は何かと癖があるところが多いので、一枚岩とは言い難いけれど、通常、外線がかかってきたら電話を取るのは事務員が行います。
病院の場合は、医療事務や受付スタッフが応対していることが多いですが、施設となると事務員ばかりではなく、相談員が電話対応を行っていたりします。
そして、栄養課への外線であれば内線を繋いでもらい、そこから電話応対が始まります。
職場内や取引先との電話のやり取りは多いものの、外線を直接受けて応対することは殆どありません。
給食委託会社の場合は、外線を直接受けますが、先方は自分の上司からの電話、本社や支店からの電話、取引先の業者や自分の会社の従業員といった身内を相手にしたものになります。
それなので、電話応対が必要な職場に転職となると、慌てふためいてしまうことも少なくありません。
教育云々よりも、普段の仕事が激務なので、仕事が終われば心身共に疲弊して、家ではバタンキューの状態。
企業に所属することが必ずしも働くこととは限らない
一昔前は「働く」と言えば「企業に就職する」ことが一般常識とされてきました。
今は、労働者の働く環境に変化が見られるようになり、若いうちから独立開業している人も結構います。
独立すれば…
- 嫌な上司と顔を合わせることがない。
- ウザイ満員電車から逃れられる。
- 自分の時間をもっと自由に使える。
- 面倒くさい会社の柵から解放される。
- 会社の方針に縛られずに、自分のスタイルで仕事ができる。
一般企業に所属していれば、安定した給料がもらえるという点ではメリットがあります。
かつては、企業に長く勤めていれば、毎年給料が昇級し、退職金も沢山もらえて老後の生活も保障出来るものでした。
が、ここ30年、給料が上がらず引かれる額が増える一方。
退職金も年々安くなっているし、年金受給開始年齢も上がっていて、その年金だって生活が保障出来るとは言い難いもの。
社会保険に関しては、個人事業主よりサラリーマンの方が得しているというイメージが強いでしょう?
個人事業主は健康保険といった社会保険を全額払わなければなりません。
一方、サラリーマンの場合は、会社が半額社会保険料を支払ってくれています。
…というのは、ただの一般常識。
それだから、一般企業に所属していれば将来が保障出来るのかと言うと。。。
この真実は、年金定期便の通知を見ての通りのことです。
年金定期便の内容には、実際に支払った社会保険料の金額が記載されています。
もし、企業に所属しているのなら、給料から天引きされている額の二倍の金額が掲載されている筈…
ところが、ここに記載されている金額は、実際に給料から天引きされている金額が記載されています。
そうなると、会社が支払っている社会保険料はいずこ??って思いますよね?
正直、この答は分かりません。
ひょっとしたら、会社に搾取されている可能性がありますよ??
(ここではインボイス制度については割愛します)
独立開業のために行う行動の一つとして
独立開業するには、開業届を提出したり、青色申告の届け出を出す等の行為があります。
加入する保険等もありますが、これについては以下のページをご覧になって下さい。
通帳はあるのが望ましいですし、通帳を作成するにあたり、自分の事業所の印鑑が必要になることもあるでしょう。
そして、商売をするには、自分の企業を認知してもらう必要があるため、HPが必要になりますし、SNSで宣伝することも必要になってきます。
そして、忘れてはならないのが自分の名刺作成です。
先ず、名刺を作成することなくして、営業活動が出来ないからです。
名刺交換にはマナーがある
この名刺交換のマナーを知らないと、大変恥をかくことになります。
まず、名刺を持つのであれば、名刺入れを購入しましょう。
この名刺入れも、安っぽかったり、傷んでいるものを使用すると、あなたの印象を悪くしてしまいます。
選ぶのであれば、ビジネスに相応しいデザインのものを選びます。
そして、名刺交換には次のステップがあります。
- 名刺の準備
- 名刺を取り出す
- 名刺を渡す
- 名刺を受け取る
- 名刺の処理
名刺の準備
まず、名刺交換の時に、すぐ名刺入れが取り出せるように、名刺は取り出しやすい場所に置いておきます。(又は机の中の取り出しやすい場所にしまっておく)
こうして、先方から名刺交換を依頼された時に、すぐ対応出来るようにスタンバっておきます。
名刺を取り出す
名刺入れを取り出したら、すぐに自分の名刺を取り出します。
名刺を渡す
名刺入れの上の部分を相手に向け、その上に名刺を乗せます。
当然、名刺は相手側に向けておきます。
この時、名刺入れと名刺に両人差し指を挟み、親指で名刺を支えます。
この状態で先方に、会社名と自分の名前を言って「宜しくお願い致します」と一言添えて、名刺を渡します。
特に自分が伺う側の人間であるならば、先に渡すことを心掛けましょう。
もし、名刺交換のタイミングが遅れてしまった場合は「申し遅れました」と一言添えて、名刺を渡します。
名刺を受け取る
名刺を受け取る時は基本的には両手で受け取ります。
その為、片手で名刺を受け取ることは、先方に対して失礼なことになります。
しかし、同時に受取となると片手で受け取ることになるので、この時は「片手で失礼します」と言います。
また、同時に交換する時は、相手の名刺より低い位置から自分の名刺を渡します。
名刺を受け取る時は、相手の会社のロゴが隠れないように受け取ります。
そして、受け取った時は「有難うございます。頂戴いたします」の一言を添えます。
名刺の処理
受け取った名刺は名刺入れの上に持ちます。
頂いた名刺は、すぐに名刺入れの中に入れてはなりません。
実を言うと、名刺入れというのは、座布団の様な役目があるのです。
今は、お客様が来た時に座布団で迎え入れることが少なくなりましたが、座布団を使用することで、相手に敬意を持つことになります。
名刺はその人の分身のような存在。
粗末に扱うことは失礼にあたります。
次のような行為はご法度になります。
- 汚れや折れのある名刺を渡す。
- 名刺で弄ぶ。
- 財布やポケットから直接名刺を渡す。
- 受け取った名刺をそのまま台等に置く。
- 受け取った名刺を忘れたままその場を去ってしまう。
- 名刺をテーブル越しで渡す。
名刺の準備はどうやるの?
名刺を作れといっても、何処からどうやって作るのか分からないですよね?
名刺の作成方法には次のものがあります。
- Officeテンプレ
- Word形式
- AI形式
- PSD形式
- 無料作成ツール
これらは自分で作ることが基本となっています。
面倒なのであれば、外注するのも一つの手。
そんな時はビジネス名刺専門通販サイト「名刺通販ドットコム」を活用してみるのも一つの手です。
名刺の価格は以下の通りとなります。
種類 | 1セット50枚あたりの金額 | 1枚あたりの金額 |
スタンダード横 | 1,580円~ | 31.6円~ |
スタンダード縦 | 1,580円~ | 31.6円~ |
カスタム | 2,980円~ | 59,6円~ |
モノクロ横 | 780円~ | 15.6円~ |
モノクロ縦 | 780円~ | 15.6円~ |
片面印刷、両面印刷で料金に変動があるので、金額が気になるのであれば一度見積もっておいておくと良いでしょう。
AI形式の名刺づくりも承っているので、オリジナルの名刺を作りたいのであれば活用してみましょう。
名刺の受付は24時間受け付けていますが、電話での受付は行っていません。
その為、サイトのフォームからのみの受付となっています。
また、名刺通販ドットコムでは、名刺の他にも、印鑑やスタンプ等も取り扱っています。
事業所の印鑑や事業所名の印鑑も注文できるので、名刺と印鑑を一緒に注文できる便利さもあります。
詳しくは公式サイトをご覧になって下さい。