こんな心境ではストレス半端ないですよね??
そのマイナスの感情のはけ口を、あなたは何処に向けていますか?
誰かにぶつけたことによって勝利感を得ているのですか?
長いものに巻かれる臆病者になっていませんか?
「虐めやパワハラも経験の一つ」
どうしてこんな酷い事言うの?
この小見出しを見て随分ひどい事言うねぇと思ったでしょう。。。
パワハラや虐めとまではいかなくても、職場という場所は必ずといっていい程、嫌いな人間や合わない人間がいる場所です。
しかし、社会に出る以前に「生きる」ことは修羅場を駆け巡るようなもの。
会社という組織に所属することは会社のルールに基づいて働くので、それ以上の忍耐が必要となります。
虐めやハラスメントを受けることは精神的に大きなダメージを受けます。
これが著しい言葉の暴力を受けると思考が低下し、更にミスを誘発しやすくなります。
そして、更に酷い暴言を吐かれることとなり、身体的にも精神的にも蝕まれます。
身体的にも精神的にもボロボロになると、ネガティブな感情に襲われます。
自信を喪失したり、他人を裁いたり、怒りの感情が沸いて誰かに八つ当たりをしたり、何かに当たらないと気が済まなくなります。
下手をすれば自殺を図ることさえ起こります。
負の感情が堂々巡りをするだけで、どうすればいいの?と思いますよね?
職場の虐めという黒歴史は繰り返される?
そのツライ感情、誰かに八つ当たりすれば解消されますか?
弱い者に八つ当たりをして論破した時のあの快感さはたまらなく気持ちいいもの。
鬱憤を晴らすことによってストレスを解消出来るし、いい虐めの対象が出来た!
暴言を吐いて怒鳴りつけていれば、周りは自分を怖がることによって自分を攻撃する人がいなくなって良かった!
これらは一つの解決方法かもしれません。
ところであなたは「立派な社会人」ですよね?
そこはジャングルの中でもないし、幼稚園でもないですよね?
子供は理性があまり利かないから、思うようにいかない時は泣いたり八つ当たりをする。
その八つ当たりの矛先と言えば、弟だったり妹だったり、喧嘩の弱い子だったりしますよね?
八つ当たりをするうちはまだまだ心が子供。
大人だったらどうやって判断しますか?
「長いものに巻かれろ」は社会の常識
「長いものに巻かれろ」「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
日本人の「目上の人を尊重する文化」が裏目に出ている諺です。
巷では年功序列制度が今の日本をダメにしていると騒がれていますが、トップに立つものが年配だろうと若かろうと、理不尽な独裁体質の企業は山ほどあります。
…というか、パワハラ防止法が施行されている傍らで、潜在的に独裁体質な職場が企業の大半を占めているでしょう。
その会社のやり方が理不尽であろうと、上手く巻かれて上司に可愛がられるのならシメたもん(笑)
それで、周囲に当たり障りなく接するのなら害がないのですが、権力者の味方に就けられたことをいいことにネチネチと部下や後輩を虐める輩もいます。
第三者からすれば…
洗脳されてんじゃね?…と気付くのですが…
…でも、巻かれている本人たちは「社会人として大人の考えを持っている」と何処かピント狂った価値観にご満悦。
険しい顔して説教がましくネチネチと…
その言葉の内容には一切合理性がなく、筋の合わない理屈に言葉を肉付けして、自己正当性を主張するのです。
そのうち理不尽な上司を崇拝することによって脳が洗脳され、人を人として扱わないような著しい暴言を吐きます。
頭の中は身の安全を守るだけ。
これは人間の姿をした猛獣という無残な姿。
洗脳された「痛い人」なのではないのでしょうか??
長い者に巻かれれば、自分の身を守ることは出来るけど、これも大して子供と変わらん!
パワハラによるツライ思いは我慢するものではない
かと言って我慢我慢…となると、それはそれで自分を見失いますよ!
適応障害や鬱状態に陥ってしまえば、仕事のミスにも繋がりやすくなるし、八つ当たりをしたところで負の連鎖。
そんな時こそ自分の心を解放しましょう!
仕事が忙しい、人間関係に悩まされるとなると、ついつい目先のことに振り回されてしまうもの。
そんな時は自分の心をニュートラルにして、自分に向き合います。
自分はどうしてこの道を選んだのだろう…
自分は本当は何がやりたいんだろう…
「困った時は誰かに相談しろ」という人もいますが、自分の人生を選ぶのは自分。
自分の出した純粋な答えが周りの意見と違っても、強引に押し切る位の行動力を持ちましょう。
嫌な経験は勉強になる?
仕事の辛いことを相談すると「今は勉強しているんだよ」と答えが返ってくることが多いでしょう。
嫌な人間の対処方法??かと思いますが、職場には必ずと言っていいほど嫌な人間がいます。
対処方法を考えたところで、嫌な出会いは形を変えて遭遇します。
一般的に言われる辛い経験を通じての勉強は「社会の適応力」を身に付けることだと言われるかもしれませんが、人として成長出来るのかというと決してそうではありません。
長いものに巻かれれば、洗脳によって誤った価値感の中でご満悦の世界となります。
これでは全く勉強になりません。
ところが、嫌な経験を通じて「人を思い遣る心」を培っている人がいるのも事実です。
嫌な経験によってこのように自身の成長に繋げていける人もいれば、自分がやられた嫌なことを部下や後輩にぶつけて自分の身を守っている人と、この嫌な経験の捉え方は個人差があります。
嫌な奴ほど反面教師
パワハラ上司やワンマン経営者といった人間は、とても尊敬できるものではありません。
長いものに巻かれる必要なんてないのです。
このような独裁主義は合理性とは程遠く、実際に周囲をひっかき荒らしています。
それはマネジメント方法がアンフェアだからです。
権力を持つのならスタッフのポテンシャルを導き出し、生産性を上げることに努めるべきですけどね…
- 私を虐めるからあいつが悪い
- あいつさえ居なければ…
- もっと違うやり方を考えればサービスの質を向上出来るのに
- スタッフの得意な分野を活かしてあげれば素晴らしいアイデアが考案出来るのに
このように合理性を養いましょう。
合理的な人はリーダーとしての資質を備えていますから。
ハラスメント被害は幾つになっても遭遇するもの
ハラスメントは若い人が被害者になると言われやすいですが、ハラスメントの被害者は何も若い人に限ったことばかりではありません。50歳を過ぎても被害に遭う場合もあります。
あなたが一人前になっているのなら、これを「自分の引き出しを増やすチャンス」だと捉えて、新しくキャリアアップを図るために前向きに行動を起こすのも良いでしょう。
そのキャリアアップが現在の仕事に役立つものでなくても構いません。自分が興味を持った分野で良いのです。
仕事をしながら時間を割いてスクールに通ったり、eラーニングを活用していきます。
つまり、いざとなった時の逃げ道を作っておくということです。
ネガティブな経験からクライアントに主体性を持った心を培う
人は生きる上である程度の忍耐が必要です。実はこのピンチは逆境を乗り越えるチャンスだと捉えることです。
心を強くして前向きな行動をすることも勿論大切なことですが、自分が嫌な経験をすることによって他人を思いやる心を培うのです。
ブラック企業を退職して新しい会社に入っても、癖のある人や苦手な人はいるものです。
でも、会社として一番大切にすべき相手は、ターゲットとしているお客様です。
このように視点を変えてみると、人間関係でいちいち頭にきていることが小さく感じます。
言い換えてみれば、ハラスメントをする人間は勿論、癖のある人は人間的に未熟なのです。
同じ土俵に立ったところで無駄なエネルギーを消費するだけ。
そして他人を変えることは出来ないものです。
相手に恨みつらみで接しているのなら、まず自分を変えましょう。
相手を恨まないようにに努力しているのなら、それはそれであなたは頑張っているのです。
ハラスメントをするスタッフの上司にあたる者があなたに理解があるのなら、解決の糸口は見つかる可能性があるでしょう。
ハラスメントをするスタッフが最大権力を握っているのなら、戦ったり我慢をすることはあなたを疲弊させるだけなのです。
バカに塗る薬はないのですから。
だったら、相手の未熟さを理解して一歩引いた方が賢明ではないでしょうか。
でも、自分が被害者であることを主張しても、はじめは周りが理解していても長期に渡る被害者アピールは周りからも呆れられてしまいます。
ワンマン経営、理不尽な会社の考え…水面下はギクシャクして生産性が悪いものの顕在的には体裁を装い、会社の売り上げを上げる為に汚い手段を使う…社員を犠牲にしている…だからこの会社は経営が傾いているんだ…というように見えてくるものです。
そもそも「お客様の為」を提唱しながら「お客様」のことを考えていませんから。
「情けは人の為ならず」と言う諺をご存じでしょう。
この諺の本来の意味は、「他人に情け(親切)を施すことによって、与えたものは自分に巡り変える」という意味です。
若者達が言う「情けをかけると損するから人に親切をするな」という意味ではないですよ。(まさに平成の考え)
企業が本当にお客様を大切にしているのなら、自然とお客様はついてくるものですし、それは企業の潜在的な部分も整備されてこそ生産性も上がることです。
でも、他人に良いことをしたからといって自分への利益を求めてはなりません。
結果は忘れた頃についてくるものです。
まとめ
ネガティブな経験は人間的成長の為に与えられた試練なのかもしれません。
人によっては辛い経験を通じて他人を思い遣れる心を培える人もいます。
このようなマイナスの経験をバネにして困った人の為に自分を役立てようと言う思いが喚起されることが、自分磨きのきっかけを掴むチャンスにもなるかもしれません。