就職先が決まれば収入が安定することから、いち早く内定をいただきたいもの。
頑張て何十社も面接試験を受けたのに、悉く落ちてしまってお祈りメールが来るとついつい…
としまうこともありますよね。
これは、運命なのです。
失敗しても「縁がなかった」と割り切りましょう!(笑)
内定を得られやすい面接のポイントとは?
面接のポイントというと?
- スーツで面接に臨む
- 髪型を整える
- 派手な化粧をしない
- 香水は控えめに
- 姿勢を正す
- 面接官の目を見て話す
- 言葉遣いに気を付ける
- 椅子に深く座り、背筋を伸ばして手は膝の上に乗せる
学生時代の就職ガイダンスでこのように面接の方法を勉強したのではないのでしょうか。
しかし、転職となると、このスタイルは寧ろ崩した方が良いでしょう。
一言で言えば「より自然」な状態で面接に臨むことです。
かと言って
- 派手な化粧をしている上に香水のニオイがキツイ
- 服装が極端にカジュアル過ぎる
- 面接中に腕を組んで、面接官を斜め45度で睨みつける
- 言葉遣いがチンピラっぽい
- 髪型が奇抜
…というような態度で面接に臨んだら、先方としては受け付けたくないでしょう。
人は見た目じゃないかもしれませんが、企業としてはモンスター社員を避けたいもの。
場合によっては内定を貰えるかもしれませんが??
極端に身だしなみを崩して面接に臨んだ結果内定をいただけたとしたら、その企業は来るもの拒まずと言えるでしょう。
ひょっとしたら、ブラック企業の危険性は大と考えられます。
それなので、転職であっても以下の点は心がけておきましょう。
- 身だしなみを整え、化粧はナチュラルに、強すぎる香水を付けない
- 姿勢を正す
- 面接官の目を見て話す
- 言葉遣いに気を付ける
ちょっとばっかり掟を破る
守破離の「破」のようですが、転職の面接においても多少なりとも守破離の法則はあるのでしょう。
服装
学生時代のリクルートスーツと言えば、男性はスーツ、ワイシャツ、ネクタイ、革靴、女性はスーツ、ブラウス、パンプス姿が定番でしたね。
女性はタイトスカートを履くため、ストッキングの電線にも気を付けなければなりません。
しかし、中途採用の面接だと、学生時代の就職活動と同じスタイルで面接に臨んでしまうと、寧ろ先方に緊張感を与えてしまうのです。
何故なら、「まだまだ一人前ではない」「社会に溶け込んでいない」という印象とともに「大人としての心の余裕がない」ように映るからです。
それなので、服装は普段より少しフォーマルな恰好がベターです。
女性の場合はパンツスタイルでも特に問題ありません。
話し方
言葉遣いが悪いのは論外ですが、あまりカチカチになって話すのも最良ではありません。
言葉遣いは必要最低限のマナーを守った上で、自然な状態で話すのです。
何故、自然な状態が良いのかというと、先方との相性の良し悪しを知るためです。
会社との相性は人それぞれです。
出来るだけ自然に接することをこころがけても、思うように面接が進まない場合もあります。
でも、それはそれでいいのです。
基本は笑顔
仮に無理な取り繕いをして面接試験に無事合格すれば一安心でしょう。
しかし、取り繕うことはあまり自然な状態とは言えません。
人見知りしない人で上手く周囲に溶け込める人なら問題ありませんが、コミュニケーションがあまり得意ではない人の場合はミスマッチにも繋がります。
面接試験と言えば緊張感が付き物ですが、ある程度リラックスした方が自分らしさを表現出来ますし、先方との相性の良し悪しも分かってきます。
緊張すれば、その緊張感は相手に響きますし、面接の場の雰囲気も硬くなって顔の表情までも硬くなります。
適度に自然な状態で面接に臨めば自然と顔の表情も柔らかくなり、相手に好印象を与えやすくなります。
これだけは必ず準備すること!
面接試験で必ずしも質問されたことは「過去の職場を退職した理由」です。
退職と言っても、寿退社や介護による退職であれば堂々と正直に話せますが、多くは人間関係が問題となって退職するケースでしょう。
- ブラック企業で深夜まで働かされ、これでは身体に危険だと思って早急に見切りを付けて辞めてしまったケース
- 上司のパワハラが余りにも酷くて、これ以上続けたら心身共に危険なので退職してしまったケース
これが原因であなたが退職したのなら、確かにあなたには罪はありません。
しかし、面接試験では「ブラック企業」だの「パワハラ」だのという理由は通用しない上に、その行為は過去の会社の悪口とも捉えられるからです。
ですが…残念なことに…
先方に「上司のパワハラによって自ら退職届を出すように仕向けられた」と言ったところで、先方はあなたのこと「問題のある人」として疑われるだけですから。
ここは嘘も方便で何かしらの言い訳を作ります。
例えば…
- 会社の業績悪化により不安を感じている
- 転勤を断った
- 自身の成長を目的として退職した
- 今までに携わったことのない分野に興味を持った
それなので「面接時における前職(過去の職場)の理由」は必ず準備しておきましょう。
退職理由の他に質問されることは?
面接試験時によくある質問事項には
- 弊社を選んだ理由
- 今までの実績
- 趣味や特技
- 資格を取得した理由
- 推定通勤時間
- 現在の年収
これらも質問される確率が高いものです。
「実績」に関しては自信もって答えるようにしておきましょう。
この際、職務履歴書には実績として記入してあるのに、口頭では実績がない(またはないと疑われる態度)という回答をしないことです。
企業だって嘘つきは雇いたくありませんから…
面接試験にはハニートラップが忍んでいる?
面接試験時に面接官から、希望事項について質問をされます。
ホワイト企業に就職したいとばかりに「ここは従業員ファーストだ」と思い込んではならないですよ!
かと言って「お任せします」と答えたら年収が下がってしまうのもショックなこと…
「ほぼほぼ前職と同じ位で大丈夫です…」という回答がベターでしょう。
そんな言葉を言われたら嬉しいですよね?
まるでオークションのようですが、美味しい話には裏があるもの。
企業の本音は「安くコキ使いたい」ことですから…
ここで甘い言葉に仄めかされたら、落とし穴です。
更に「この他にも希望することはありますか?」と聞かれることがあります。
ここは敢えて何も答えないようにしておきましょう。
こちらからも質問をすること
一通りあなたへの質問が終えた後、「何か質問することはありませんか?」と聞かれます。
「いいえ、ありません」←これ、NGです。
企業からすればあなたが自社に興味を持ってくれたから、何か質問をするだろうと期待しています。
しかし、何の質問もなければ「金目当てか…」となりかねません。
また、質問することは、あなたを企業のミスマッチから守る手段にもなります。
管理者が統率力があるか勘ぐる
面接はあなた自身が先方に好印象を与えたい一方で、企業も希望者であるあなたに悪印象を与えたくないものです。
面接時に面接官から会社の概要や理念について話をされるのは、殆どの企業がやっていることでしょう。
パンフレットやサイトを見る限り、会社のスローガンは素晴らしいことが書いてあります。
流石に「弊社はブラック企業でパワハラが横行しています」なんて記載する企業はありませんし、誰もそんな会社を選びませんですからね。
それなので、ブラック企業がホワイト企業に成り済ましている事例も少なくないのです。
面接官が上層部の人間(病院であれば事務長、施設であれば施設長)であれば、その事業所の理想像や運営にあたってどのような信念を持っているのかを聞いてみましょう。
この時、こちらの質問にしっかり答えられたのなら、相手は組織の統括がなされていると考えられます。
一方、返答が曖昧だと名ばかり管理職の可能性も高く、お局が職場を仕切っている可能性もあるでしょう。
また、以下のことについても質問してみましょう。
- 先方が求めている人材とは?
- 前任者が退職する理由
先方が求めている人材とは?
これもミスマッチの予防にも繋がります。
企業にだって好みの人間はいますし…
うかつに就職したら「変なところに細かすぎる職場」で面食らうことだってあります。
でも、細かいこと≠能力であって、寧ろ細かすぎることは無駄な能力で尚且つ無駄な労力となるのです。
この質問事項については、「何故、当社を選んだのか?」と質問を受けて返答した時に答えを出している場合もあります。
面接時に話が意気投合し、その場が明るくなっている場合は、あなたを求めている可能性があります。
もし、質問してみて回答がちょっと違う…と思うこともありますが、それはそれで良しとしましょう。
前任者が退職する理由
これも忘れずに質問しておきましょう。
募集人数が業務拡大であればこの質問はカットですが、パワハラ相談件数がうなぎ上りである昨今、パワハラが疑われるからです。
ただ、退職する本人は流石に
と言って去っていかないでしょう。
退職した理由が「新しい事に挑戦したくなった」「他の分野に興味を持った」のであれば、トラブルがあることを半信半疑で見ておくと良いでしょう。
「体調不良」による退職も半信半疑でしょう。
かと言って、この前向きな転職をした職場がブラックで人間関係が劣悪か…というと、そうでもない事例もあったからです。
前任者が退職する理由が結婚や出産、介護、定年退職なのであれば、人間関係が原因による退職ではない確率が大きいです。
「一身上の都合」となるとかなり怪しくなるし、前任者が突然バックれたのであれば更に怪しいと疑っても良いでしょう。。。
面接で合否がなんとなく分かる?
面接の合否は最終的にはメールや郵送ではないと分からないものですが、面接時においてもその兆候が何となく分かる場合があります。
先ほども述べましたが、面接官と話が意気投合すると採用の可能性が大きいと言えます。
時折、先方が「是非、うちにいらしてほしい」ことをちらっという場合もあります。
大抵の場合はグレーゾーンですが…
面接を受けてみて話がいい感じで進んだ所は内定を頂いたケースが多かったです。
その一方で明らかに不採用というケースもあります。
不採用のケース1
私は10年以上前に保健指導業務を行う企業の求人に応募したことがありましたが…
ここではロールプレイングを兼ねた面接試験を行いました。
面接官は女性3名。
応募者も私を入れて3名でした。
ところが面接官の中に私を毛嫌いしたスタッフが1人いました。
その人は私の言動に対して「それは違うよ。そんな問題じゃない」と態度を示します。
試験の最後に2人ペアで保健指導のロールプレイングを行いました。
私はそのスタッフとペアを組むこととなり、相手は人の弱みにつけ込んで私に細かい突っ込みを入れながらロールプレイングをやったわけですよ…
他の応募者から「あなたを見ていて可哀そうだった」と言われましたが…
やはり、落とされましたね…
不採用のケース2
こちらの事例は、面接官の態度が次第に荒々しくなったケースです。
その質問内容が
「医療療養型病院の患者様をどのように栄養管理で症状改善を図ったか?」
医療療養型で栄養管理によって症状改善が図れるケースはごく稀ですよって話!
(そもそも経管栄養でさえ無理なのに…)
この時2人面接官がいたのですが、2人の面接官が一度に全く違う質問をしてくるので、返答に迷いましたね。。。
結局その面接も「お祈りメール」で不合格となったのですが…
でも、それで正解だったのです。
後日、同じ職場の求人情報が入っていて、口コミを見たら星2でした。
「人間関係がギクシャクしている」との書き込み。
やっぱり人間関係がきつい職場なんだなと…採用されていたとしても、続かなかったかもしれません。
面接に受からないことは能力がないからではない
面接が不合格だと気分ば凹むもの。
企業は優秀な人材を求めている…と言われていますが、面接で受かるかどうかは先方との相性が決め手となります。
企業だって採用された人には長続きして貰いたいものです。
早期退職すれば、損失にも繋がりますから…
勿論、採用される側だって早期退職を求めて面接に臨んでいるわけではありません。
誰だって、自分を受け容れてくれる企業で働きたいものですから。
なので、ほどよい緊張感と適度な自然さで面接に臨むのです。
人を選ぶのは企業ばかりではありません。
我々も会社を選ぶ権利があるのです!
何故、自然な自分が良いのかというと、それは「自分に合った企業」を積極的に選ぶ行動にも繋がるからです。
落とされたということは、先方との相性が良くなかっただけの話なので、面接の雰囲気が悪かったのであれば寧ろラッキーでしょう。
また、今は求人で男女を指定することが雇用機会均等法の第5条で禁止されています。
(性別を理由とする差別の禁止)
第 5条 事業主は、労働者の募集及び採用について、その性別にかかわりなく均等な機会を与
えなければならない。
企業としては男性を雇いたいという本音があっても、それを表向きに示すことは出来ません。
たまたま受けた企業が男性を求めているところであり、面接希望者の中にあなたと男性がいたら男性の方が選ばれたという理由で落とされるというケースだってあるのです。
「そういう事もあるんだな!」と思って、心を切り替えましょうね。
まとめ
気付いたら5000文字超えてしまいましたが(笑)
社会を渡り歩くと次第に人は図々しくなるものです。
人に迷惑をかけるような図々しさを持ってはなりませんが、人にはそれぞれのカラーがあります。
あなたの持つカラーは相手によって捉え方は十人十色です。
好印象を持つ人もいれば、毛嫌いする人もいます。
でも、仕事のパートナーにするなら、自分を受け容れてくれる人と仕事がしたいですよね?
自分を買ってくれる人が多い職場は、働きやすいですよ。
https://nayamerueiyoushi.info/iryoukaigotensyoku/
https://nayamerueiyoushi.info/careena-review/