一度に3つも4つも仕事をこなさなければならない状況…って栄養士あるあるの話しですよ。
ベテランだと即座に優先順位を決めて素早くこなせるものの、新米のうちは固まってしまうもの。
発達障害かもしれないし、病院で診断してもらった方がいいのかな…と悩むかもしれませんが??
仕事に慣れない栄養士がマルチタスクに遭遇することは多い
全くの新米がベテランスタッフのようにマルチタスクを迅速にこなせるのか?というと、未経験でこれが出来たら神ですよ!!というのが回答です。
だって、忙しいということは心を亡くすと書いて「忙しい」のですから。
委託会社の体質上、栄養士が一人しか配属されないケースは多いもの。
複数配置している事業所もあるけど、規模が大きい所や事業所が管理費をかけてくれているのであれば、栄養士の複数配置という場合もありますが、このご時世、事業所はお金を渋るという始末…
厨房業務だけでさえもパートスタッフよりアイテムが多いのに、誰かに仕事を任せたくても肩代わりしてくれる人がいないと結局自分が…となってしまいますよね。
この状況って委託会社で厨房で働いている場合にしろ、直営で厨房業務を行っている場合にしろ、判断に困るものなのです。
パートスタッフが電話の出方が分からないとか、検品のやり方が分からなくて…というなら、まだまだ可愛い方。
中にはパートという弱い立場を利用して自分がやりたない仕事を社員に押し付けて、自分達は仕事に区切りが付くと外に出て煙草を吸ってくつろいでいるタチの悪い輩もいる。
そんな質の悪いスタッフはよりよって口が達者で自分を売るのが上手く、マネージャーやSV(スーパーバイザー)が来ると何故かフレンドリーに喋っていたり、その悪事を暴かせることは大変なもの。
この話はさておいて、調理の仕事、電話、食事箋の対応、検品…
この状態が12時ちょっと前の時間帯だととっても困るもの。
この状況が一気にきて電話が優先だと思って対応すれば
「おい!業者が来てるぞ!」
とあたかも人をバカにしているかの暴言じみた言動。
そんなこと言ったってねぇ…身体は一つしかないんだから!
とは言っても、この世に分身の術もなければコピーロボットは存在しませんよね。
私だって欲しいですよー!
作業を分担させて楽をしたいと思うことは、厨房の仕事に限らず多々あります。。。
仕事は優先順位を決める
電話と検品、調理、食事箋の処理…
これを一度に出来ないのは当たり前のこと!
これは優先順位を決めて、順序立てて取り組むという答えしかありません。
どの状況に置かれても最優先すべきなのは電話です。
電話は緊急性の高いものですし、早急に案件を伝達するにも電話が一番ですよね?
他の項目については時と場合です。
例えば配膳寸前で食事変更して下さいという指示。
本来だったら食事箋の締め切り時刻は事業所側と委託側で取り決めを行っているのですが、指示内容によっては急を要する場合だってあるもの。
余りにも頑なになって「出来ない」を貫くと、そのしわ寄せは患者様に行ってしまうんですね。
特に緊急性がないのなら次の食事から変更することで問題ないのですが、急を要する場合は緊急的に対応します。
急な配膳遅れは病棟スタッフとのトラブルに繋がりますから。。。
配膳寸前に緊急性の高い食事変更の指示を受けて食事変更の対応をすることとなったら…
- 配膳時間までに間に合わない…配膳を優先して追加分の食事は出来次第お持ちする。
- 配膳時刻に間に合うのであれば配膳までに準備を済ます。
納品食材の検品は午前中が大体多いかと思いますが、特に忙しい時間帯の納品は断わっておく…というのは業者に言えばいいことなのです。
業者にとっては交通事情もあって、たまたま納品時間が一番忙しい時間になってしまう場合があります。
どこの事業所も忙しい昼食の配膳の時間帯に業者に来られるのは困るというのは同じことですよね。
配送関係の仕事も時間が勝負であり、スケジュールを組んで各事業所に納品しているわけで、納品時間のことでトラブルを起こすことも無きにしも非ずです。
まあ、どうしても納品時間が12時前になってしまうのであれば、無理に応対しないで待機してから納品してもらった方が(冷凍車で配送しているわけだし)…と思いますし、特に食材の検品は時間のかかるものだから、特に配膳寸前に業者が来てしまったら後回しにするしかありません。
もし、これが配膳までにしばらく時間のある時間帯であれば、食事箋の処理より納品の方が優先となります。
冷蔵庫や冷凍庫に保管するものも多いので、速やかに済ませて速やかに冷蔵(冷凍)保存したいもの。
こんな風に、優先順位を整理していくことです。
回数を重ねていけば自然と身体が覚えるもの
複数の仕事を優先順位を決めてこなすことは、回数を積み重ねれば自然と身体が覚えていくし、日々業務を行えば普段の業務も素早くこなせるようになります。
これも慣れないうちは複数の業務をどのようにプログラムを組むのか、一日の業務を振り返って頭で整理することです。
まとめ
仕事は段取り8割りと言われています。
仕事を素早くこなすにはただ単にがむしゃらに早いだけではいい仕事は出来ないのです。
複数の仕事を器用にこなすことも仕事のスピードにも繋がります。
ある程度頭で整理する必要がありますが、仕事は身体で覚えると自然と身に付いてきます。