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給食委託会社は根っからのブラック企業か?

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ブラック企業の代表格として外食関係、広告代理店、介護、看護、旅行代理店等が挙げられています。

その中で「給食委託会社」は世間からブラック企業のレッテルを貼られています。

今では働き方改革によりだいぶ変わりましたが、以前は有給を取ることが許されなかったのも事実です。



 

新卒栄養士・管理栄養士の就職先はブラック企業しかない…orz

よく「給食委託会社」と「ブラック企業」を関連付けた記事を見かけます。

  • 薄給
  • 時間前出勤が当たり前
  • サービス残業
  • 職場環境が劣悪(夏は暑く、冬は寒い)
  • 激務
  • 虐め
  • 休日出勤
  • 社員なのにボーナスが出ない

他にもブラック企業と呼ばれる理由がありますが、ざっとこんな感じですよね?

しかも、栄養士及び管理栄養士の就職先の殆どが給食委託会社です。

現在では殆ど給食事業を行っているところは業務委託化しており、需要が多い上に不評な業界です。

給食部門を直営にするか、委託にするかは管理者が決めることなので、管理者が委託から直営に切り替えるという動きをする事業所が増えない限り、この問題はほぼ解決が難しいでしょう。

現在ではサービス残業や無給での休日出勤は違法となって委託会社そのものが訴えられると会社の存続が困難になる為、労務管理上の問題は依然よりクリアされていますが、人手不足は中々解消されません。

人手不足の問題が解決されない為、直営から委託に変えたり、直営に変えたいけど人が集まらないことへの懸念があって委託のまま放置しているケースもあります。

給食委託会社以外の企業となると、競争が激しく狭き門の為、仕方なしに給食委託会社に就職する新卒者が大半を占めているのも現実です。

 

直営の厨房も激務…しかし、新卒者がいきなりトップに立つことはない

勤務先が直営でも委託会社でも仕事が忙しいのは変わりありません。

委託会社では人事配置システムの関係によって、経験が不十分なのに栄養士が責任者をやらされているケースが多発しています。

直営の場合、ある程度規模のある事業所であれば、栄養士の先輩スタッフもいるし、入職していきなり責任者になることはありません。

調理の現場においても、メインの仕事となる調理業務は年数の古い人が行い、はじめのうちは補助的な仕事から入ります。

補助的な仕事を覚えたら徐々に調理の業務を行っていくので、仕事を段階的に覚えていきます。

委託会社のように従業員の移動がないので、病院や施設の患者様・利用者様のコメントを殆どの従業員が知っていることから、頼もしい先輩スタッフのもとで働けるという安心感があります。

しかし、責任者が統率力がない人だと苦労しますよ…

直営、委託…いずれにしろ激務なことは変わりありません。

 

若くして責任者は委託会社の辛いところ

これが委託会社となるといきなり責任者となる場合があるのです。特に病院に配属されると、「治療食」の知識を持っている栄養士が有力となります。

福祉施設であれば「生活の為の食事」となるので、ベテランの調理師が責任者になることがあります。

委託会社の栄養士は病院に配属されれば、年齢、経験にも関わらず責任者になってしまうのです。

調理において長年現場で働き続けているスタッフの方が遥かにベテランなのに、その上に立たなくてはなりません。

これは余程性格がきつい人ではない限り、親ぐらいの年齢の人を指示するのは非常に勇気がいるのです。

更に人間関係が悪いと人の定着が悪くなり、人手不足のしわ寄せが栄養士に行ってしまい、調理から事務まで背負う事になってしまうのです。




 

委託会社の上司にパワハラの意図があるわけではない

実は、委託会社のこのような問題は委託会社だけの問題と見られがちですが、委託会社の上層部(例えばエリアマネージャーやスーパーバイザーと呼ばれる人達)は、わりと自分達の従業員を大切にしてくれています。(例外もありますが)

寧ろ、悪いところを注意しなくて困っていますが…

パートスタッフに関しては求人票で勤務時間が提示しているにもかかわらず、本人の希望する時間帯で契約しているケースもありました。

パートスタッフは本人が「調理の仕事をしたくない」と言えば補助として従事しますし、その一方で調理師同様に調理業務を行う人もいます。

中には「早番をやりたくない」というパート個人の我儘を受け入れて、そのしわ寄せを他のスタッフが受けることさえあります。

早番をやりたくないという我儘なスタッフがいると、毎日早番をやらされて、早番業務にかけてる時間が事務作業の時間のロスになるのよね。

パートの我儘によってやむを得ず早番をやって業務に支障をきたしているのなら、その旨は上司に相談しましょう。

私はある大手の委託会社とのSV数人とのやり取りをしてきましたが、意図的に「長時間残業の無償奉仕」を栄養士にやらせている人はいませんでしたよ。

 

委託会社の環境が悪いのは契約の問題の可能性も

これは事業所側と委託側との契約の取り交わしの問題が大いにあります。

事業所側が委託会社にマウントを取っては話になりませんが、委託会社を選んだり契約を交わす時に金額だけで考えてしまうと、委託会社側が提供するサービスに限りが出てしまいます。

管理費の中で一番多くを占めているのが人件費です。

人の配置によっては栄養士と調理師以外は調理補助のパートスタッフとなると、管理費の大半(人件費)を抑えられます。

しかし、調理補助ばかり頭数居ても調理の仕事をやるわけでもなく栄養の知識もあるわけでないので、社員は苦労しパートは何もしない状況が起こります。

社員である栄養士や調理師にそのしわ寄せが行ってしまい、業務を抱え込む状況に追われ、疲弊してしまいます。

それはインシデントやアクシデントを起こすリスクを高めることとなります。

もし、施設側の管理者が委託会社に質の良い食事を提供して欲しいというのなら、安心して任せられる体制が出来るように人の配置等、施設側の管理者と委託会社の間で正当に検討していくべきだと思いますが…

ここは管理者の範疇なので管理者次第となってしまいます。

特に自社(病院等の事業所)が自分の利益のことしか考えていないと、いかに契約金額を抑えるかを重要視しているからです。

その一方で委託会社は利益を上げることを第一としていますよ。

酷い場合は委託会社にマウントをとって、自社(病院等)で購入したくないものを委託会社に強引に購入を要求したり、無理な仕事を要求するケースもあります。

 

余程のことがない限り挫折は勿体ない

厨房業務は給料が安くてハードです。

直営でも委託でも人間関係の問題は付き物です。

委託会社の場合、働いている事業所の人間関係が耐えきれないのであれば、異勤をお願いすることだって出来ます。

それは、契約している事業所に原因があってブラックな状態に追い込まれているケースもあるので、これが原因で精神的に病んでしまうのであれば異勤を申し出てみても良いでしょう。

でも、あなたがその会社で仲間外れにされている上に更にパワハラを受けていて、相談出来るような人がいないとなれば話が違います。

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余程酷い状況ではない限り一人前を目指し、その後何か新しいことに挑戦したい思いがあれば、他の資格やスキルを身に付けてもよいでしょう。

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B!

 



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