看護師、気になるなぁ…
国家資格の取得はいずれも大変!
もし、あなたら看護師を目指したのであれば、それぞれの勤務先で看護師がどのように活躍するのか知っておきましょう。
https://nayamerueiyoushi.info/iryoukaigotensyoku/
看護師
看護師の仕事は大きく分けると「診療の補助」「療養上の世話」の2つがあります。
「看護」の字は「手と目で観る」ことから成り立ち、看護師業務の根本は「目で観て手でケアし、患者様を観る」と言われます。
それは患者様の全体像を観るということであり、病気だけを観るだけが看護師の仕事ではないのです。
診療の補助とは、医師が業務を円滑に行えるように、問診や検査、注射、投薬等、予め必要な物を準備し、患者様の状態の観察や報告、家族への説明等、数多くの診療補助業務をこなさなければなりません。
それは医師の指示通りに動く以外にも、自ら機転を利かす能力も要求されます。
また、注射や薬剤投与は一歩間違えると命取りとなってしまいます。
このような事故を起こさない為のリスクマネジメントが必要となってきます。
療養上の世話とは、食事、入浴介助、体位交換、排泄補助などの援助や介護と言います。
この日常生活を援助する業務において、皮膚の状態、排便状態、病状の変化等を看護師ならではの観察を行います。
そして、普段と違った変化が見られる時は医師に早急に報告し、処置を行うのです。
これには患者様と普段からコミュニケーションを図り、信頼関係を構築する事も重要となります。
患者様の心は常に不安に侵されています。
患者様の不安を和らげる為に、患者様に温かく接して心のケアを行い、病状の変化が見られた時には迅速に対応します。
これら看護技術と心のケアが患者様の命を救うことに繋がっていくのです。
看護師の資格は業務独占資格であり、看護師の行う業務は看護師の資格を持つ者しか行えません。
看護師は常に人手不足の職種であり、就職先も多く高収入です。なので転職にも有利な資格です。
看護師というと病院や診療所で働いているイメージが強いかと思います。
看護師は仕事以外の場でも人の命を救うことに役立ちます。
休日の外出先で誰かが倒れたところを目撃したら、すぐに駆けつけて処置を施すことが出来る技術は看護師の特権です。
この迅速な対応によって相手の一命を取り留めることさえ可能なのです。
このような意味でも、看護師という専門職は大変魅力のあるものなのです。
看護師の歴史
看護師の起源は古く、その時代は古代に遡ります。
最も初期の看護師はシャーマンだと言われています。このシャーマンとは主に下記の通りに分類されます。
脱根型 | トランス状態に陥ることで自身の霊魂を身体から解き放ち、霊界へ赴くことで超自然的存在に触れるタイプです。 |
精霊統御者型 | 守護霊や精霊の助けによって神秘に触れるタイプです。 |
霊媒型 | 自分自身の身体を霊に明け渡すことによって超自然的存在と繋がり、マウスピースとなって様々な言葉を語ります。このタイプは意識を失っていることが多いのが特徴です。 |
預言者型 | 超自然的存在とコンタクトをとり、その教えを伝えるタイプです。霊媒型と違うのは、自分自身の身体を霊に明け渡さないので、意識を失っていない状態で超自然的存在からのメッセージを伝えます。 |
見者型 | 元々霊感が強く、霊的存在が見えて声も聞こえるタイプです。人によってはまるで普通に話すように超自然的存在とコンタクトを取れる人もいます。 |
いきなりシャーマンの話をされてびっくりするかと思いますが、看護師の歴史を語る時はキリスト教の話を抜きにしては語ることが出来ないのです。
古代ローマ帝国では「自己犠牲により他者のために尽くす」というキリスト教の考えをもとに病院の看護をなされていたそうです。
中世になると宗教界において看護師が現れます。
当時、ヨーロッパ各地の大修道院では、聖職者が世間から隔絶した生活を営んでいました。聖職を志す女性は、大修道院で修道女になる過程で看護を学んでいました。これによって病院が作られるようになります。
11世紀~13世紀頃、十字軍の戦いに騎士修道会が創設されました。当時は男性が中心で、女性が男性の従属的存在でしたのです。騎士修道会は「戦う修道士」とも呼ばれ、異教徒との闘いにおいて歴史的に重要な役割を担ったのです。
16世紀に入りヨーロッパの「宗教改革」以降、カトリック教国では新しい看護修道会が現れました。また、イギリス、ポルトガル、スペイン等の海洋国家は世界各地に植民地を広げ、アメリカ大陸の各地に教化の一環として病院を建てました。
19世紀初頭、プロテスタント諸国では、ドイツと北欧諸国修道女会が初期の組織的な看護拠点を立ち上げたのです。
のちにイギリスやアメリカにも看護拠点が立ち上げられます。
19世紀半ば、クリミア戦争が起こります。
この時、ナイチンゲール一行が派遣されすのですが、このナイチンゲールの活躍が看護の進歩に画期的な影響力をもたらします。
ナイチンゲールは高い教養と衛生の知識、病気から健康回復に至る為の方法等、敵味方関係なく献身的な看護活動を行いました。
当時、看護師は病院で病人の世話をする単なる召使とも見られ、専門知識の必要がない職業と考えられていたのです。
看護師は不潔でだらしない仕事と言われ、ナイチンゲールは家族から猛反対の上、独学で看護学を学んだのです。
このナイチンゲール一行が戦争に派遣されたことにより「看護教育を受けた看護師による看護」が行われるようになったのです。
その後、ナイチンゲール基金が集まり、1860年には宗教と関係のないナイチンゲール看護学校が設立されます。
ここでの教育内容は「ナイチンゲール方式」と呼ばれ、後に日本の看護教育へ多大な影響を与えるのです。
1863年、スイスの社会活動家アンリ・デュナンの活躍によって国際赤十字委員会が設立されます。
1899年には英国、アメリカ、ドイツにより国際看護協会が設立されます。
教会では、多国の看護師が協力することを決め、職業としての看護の発展に大きな影響を与えるようになりました。
1901年には初めてニュージーランドで資格認定制度が設けられました。
日本において初めて看護師の資格制度が導入されたのは「看護婦規制」が制定された1915年でした。
太平洋戦争終結後、1948年にアメリカGHQの指導下にある中制定された「保健婦助産婦看護婦法」によって、職務内容や資格制度が改められ、現在の医療に至っています。
1992年の老人保健法の改正にて老人訪問看護制度が採用され、1994年の健康保険法の改正では要介護高齢者以外の障害者に対する訪問看護事業が認められるようになります。
2000年に介護保険制度が制定されてからは、高齢者の介護を社会全体で支えるにあたり、看護師は欠かせない存在となっています。
現在では看護師は高度の専門職としての道を歩み始めています。
看護師の仕事内容
看護師は就職先が多く、病院やクリニックをはじめ、介護施設・通所介護、訪問看護サービス、保健所・検診センター、保育園・幼稚園、企業、ホテルやデパートと就職口が豊富です。
病院・クリニック
入院施設がある病院やクリニックは、24時間365日休みのない医療現場です。
日勤、夜勤が入り平日、土日祝関わらずシフトを組む為、変則勤務となります。
入院施設がない病院やクリニックの場合は労働時間は多少の残業があるものの規則的であり、休みは病院の休診日に沿っています。
規模の大きな病院にはさまざまな診療科があります。
院内での看護師の配置換えがある為、様々な診療区分について経験を積むことが出来ます。
救急外来や手術にも対応するため、看護師のキャリアアップに一番ベストな職場であることが言えます。
小さなクリニックの場合は専門科が決まっている場合も多いので、「この科で働きたい」と場合はクリニックを選ぶと良いでしょう。
介護施設
特別養護老人ホーム・介護老人保険施設・介護療養型施設の場合は、入居者の人数に合わせて看護職員の配置基準が決められています。
介護施設では「生活の場」であることを基盤としている為、提供する医療も限られています。
主な業務はバイタルチェックや服薬管理など、利用者様の健康管理がメインとなります。
その為、医療施設のように高度な医療処置を行っていません。
また、医師は嘱託医として派遣される施設が多いです。
利用者様は高齢な為、多くの方が基礎疾患を持っています。その為、いつ急変するか分からない状況です。
異変が見られた時は、看護師が中心となって迅速かつ適切な判断を持って処置を行います。
高度や医療処置が必要な場合は、通院又は救急車を呼んで、通院先にて医療を施します。
介護施設は入院施設のある医療機関同様に平日土日祝関係なくシフトを組みます。
但し、医療機関と違い夜勤を組むことは殆どありませんが、老人保健施設や介護療養型では介護施設の中でも比較的医療依存度が高いので、看護師が夜勤を組む場合もあります。
また、日勤帯勤務の場合、利用者様の急変等により夜間呼び出しを受けることがあります。
通所介護施設
デイケア、デイサービスでは介護施設同様に、利用者様のバイタルチェックや服薬管理等の健康管理を行います。
また、デイサービスでは機能訓練指導員として歩行訓練や筋力トレーニングを行います。
日中勤務であり、施設によって日祝日休みの所や平日土日祝関わらず営業している施設もあります。
要支援の方や介護度が軽度な方が利用されている場合が多いですが、稀に嚥下機能低下が見られる方や経管栄養の方がご利用になる時があります。
そのような方の食事介助や経管栄養に用いるカテーテルの管理を行います。
訪問看護サービス
訪問看護サービスを行っている病院やクリニック、訪問看護ステーションにて、病気や障害などを抱えながら自宅で療養を行う患者さんを訪問し、主治医の指示(訪問看護指示書)に従って、診療の補助や療養生活のサポートを行います。
国の方針により要介護者が住み慣れた地域で暮らすことを推奨している為、在宅で療養やリハビリを行う高齢者が増加しています。
今後、看護師の需要が増えると言っても良いでしょう。
保健所・検診センター
都道府県・市町村にある保健所や保健センター、健診&検診センターにおいて、疾病予防の為の健康に関する相談・指導のほか、健康診断や予防接種の介助などを通して、赤ちゃんや子ども、妊産婦、老人まで、あらゆる地域住民の健康をサポートします。
「保健師」の資格が必要になる場合もあるため、看護師の求人が多いわけではありません。
「保健師」の資格を有している場合は「特定保健指導」に携わります。
保育園・幼稚園
「健康管理責任者」として園児の健康管理、病気や怪我の応急処置、病院への搬送判断、インフルエンザなどの感染症予防や衛生管理などを行います。
施設ごとに1人しか看護師を配置しない場合もあるので、自分で判断しなければならない時に遭遇します。
保育園や幼稚園では保育士以外のスタッフが保育士の補助に入ることもあります。
企業
企業内の医務室・健康管理室に勤務し、病気・怪我の応急処置を行います。
また、健康診断の結果に応じて社員に健康指導をするほか、「仕事のストレス」に悩む従業員のメンタルサポートをしていきます。
平日勤務且つ土日休みで夜勤や残業がないので競争率が高い職場であることが言えます。
ホテルやデパート
ホテルやデパートの医務室にも看護師が配置されています。
いずれも、お客さんの病気・怪我の応急処置、病院への搬送判断などが主な仕事になります。
また、企業で働く看護師と同じく、従業員の健康管理を看護師が担当することもあります。
資格取得までのルート
準看護師になるには中学卒業後、高等学校衛生看護科に進学して卒業後に准看護試験に合格することによって取得出来ます。
看護師がある程度自分の判断で動くことが可能であることに対し、准看護師は医師、歯科医師、看護師の指示を受けて動きます。
看護師になるにはいくつかのルートがあります。
高校卒業後に看護師を目指すルート
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大学又は3年制の専門学校や短大で教育を受けて、看護師国家試験に合格する必要があります。
看護専門学校の中には、医療機関で働きながら学ぶ定時4年制課程を設けている学校もあります。
最近では医師不足の問題から、医師の仕事を看護師が担うようになってきています。
医療の進歩は早く、専門的知識を持った看護師を求めることから高度な知識や学力が要求されるようになり、看護大学で学ぶ人が増えてきています。
また、学校によっては3年制や4年制のカリキュラムのうちで保健師や助産師養成の為のカリキュラムを並行して学ぶことが出来る学校も設立されてきています
看護師養成施設校は一般に合格するのが難しいそうです。AO入試によるものもありますが、AO入試は面接や小論文、志望動機や学部・学科の適性、入学後の意欲などで総合的な人物評価を行って選抜する方法なので、看護師を志願する動機及び将来のビジョンを明確にしなければなりません。
ただ、近年では国立大学においてセンター試験を課す学校が増えているそうです。
最短ルート
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中学卒業後に5年一貫性看護高校に進学するルートです。
この場合、3年間の過程終了時点で高校卒業資格が与えられます。
その後5年通う続けるか途中で大学や専門学校に編入して進路変更することも可能です。
5年間通いつづければ20歳にして国家試験受験資格を得られる為、早いうちから看護師の資格を取得することが可能になります。
准看護師取得後、働きながら看護師を目指す
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准看護師を有している場合、専門学校や短期大学の2年生過程を終了することによって看護師国家試験の受験資格を得ることが可能になります。
又、3年制の専門学校に通ってから国家試験受験資格を得る方法もあります。
准看護師の実務経験を7年以上積んでいる場合は、通信課程等を利用して看護師を目指すことが可能となります。
看護専門学校には夜間コースもあるので、働きながら看護師を目指すことが出来ます。
試験内容
看護師国家試験で出題される科目は下記の通りです。
- 身体の構造と機能
- 疾病の成り立ちと回復の促進
- 健康支援と社会保障制度
- 基礎看護学
- 成人看護学
- 老年看護学
- 小児看護学
- 母性看護学
- 精神看護学
- 在宅看護論及び看護の統合と実践
キャリアアップ及び関連資格
- 保健師
- 助産師
- 認定看護師、専門看護師
- 治験コーディネーター
- 日本褥瘡学会認定士
- 日本摂食嚥下リハビリテーション認定士
- 栄養サポートチーム専門療法士
- 日本糖尿病療養指導士
- 認知症ケア専門士
- 呼吸療法認定士
- 健康運動指導士
- 介護支援専門員
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 保育士
- 栄養士
- メディカルアロマセラピスト
- メディカルリンパドレナージュ
- ベビーマッサージ
- 動物看護師
詳しくは…日本看護協会
関連学会リンク先…日本臨床薬理学会
関連学会リンク先…日本褥瘡学会
関連学会リンク先…日本摂食嚥下リハビリテーション学会
関連学会リンク先…日本臨床栄養代謝学会
関連学会リンク先…日本糖尿病療養指導士認定機構
試験対策…糖尿病療養指導士試験対策講座申し込み
認知症ケア専門士とは…認知症ケア専門士公式サイト
関連学会リンク先…日本認知症ケア学会
一次試験対策…認知症ケア専門士一次試験対策講座申し込み
二次試験対策…認知症ケア専門士二次試験対策講座申し込み
関連学会リンク先日本胸部外科学会
関連学会リンク先…日本呼吸器学会
関連学会リンク先…日本麻酔科学会
試験対策…呼吸療法認定士試験対策講座申し込み
詳しくは…健康、体力づくり事業団
資格取得…社会福祉士 試験対策講座無料一括資料請求
受験資格取得…社会福祉士 受験資格取得講座無料一括資料請求
試験対策…精神保健福祉士 試験対策無料一括資料請求
資格取得…保育士 試験対策講座無料一括資料請求
受験資格取得…保育士 受験資格取得対策講座無料一括資料請求
詳しくは…日本統合医学協会
資格取得…無料説明会申し込み、資料請求
保健師
保健師はこのように個人の健康相談にのったり、生活改善のためのアドバイスやサポートをしたりするほか、「企業の従業員」や「地域住民」といったコミュニティ全体の健康を推進していくという働きも担っています。
少子高齢化やメンタルヘルス問題、メタボリックシンドロームなど、昨今の日本社会が抱える健康上の問題は数多くあります。
これらの問題に取り組み、人々がより健康的な生活を送れるように「予防」という観点に着目した仕事が保健師の仕事なのです。
保健師は働く場所によって業務内容がそれぞれ異なります。
保健師の仕事
行政保健師
公務員として、保健所や地域の保健センターなどの行政関係の施設に勤める保健師です。
市民の健康維持や医療相談受付、難病の方のサポートといった仕事のほか、同じ地域で働く公務員に対する保健指導や健康管理も行います。
産業保健師
産業保健師は、企業に就職して社員の健康管理を行います。
学校保健師
専門学校、大学、一部の私立の中学校や高校などの学校に勤める保健師です。
ケガなどの応急処置をするほか、生徒や学生からの相談にも応じます。
病院保健師
病院で働く保健師は、病院で健康診断や健康相談を行うほか、通常の看護師の仕事と兼務する場合もあります。
保健師は名称独占資格であり保健師が行う「保健指導」や「健康相談」は必ずしも保健師が行うとは限りません。
但し保健師の資格を持たない者が保健師を名乗ることは禁止されています。
資格取得までのルート
保健師になるには大きく分けると2つのルートがあります。
看護師・保健師の統合カリキュラム
大学の看護学科で保健師になるための必要科目を習得する、又は統合カリキュラムを採用している4年制の看護専門学校に通い、卒業後、看護師国家試験と保健師国家試験の両方を同時に受験する方法です。
この場合、先に看護師を取得して、後から保健師を目指すことが出来ます。
但し看護師国家試験が不合格で保健師国家試験に合格した場合、保健師の資格を取得することが出来ません。
看護師取得後、保健師国家試験の受験資格を得る>
3年制の看護師専門学校・看護学系短大などを卒業した後、看護師国家試験にて看護師を取得後、保健師国家試験の受験資格を得るために、保健師養成所を卒業するか、保健師専攻課程がある短大などで必要科目を修めてから、保健師国家試験を受験する方法です。
試験内容
保健師国家試験で出題される科目は下記の通りです。
- 公衆衛生看護学
- 疫学
- 保健統計学
- 保健医療福祉行政論
キャリアアップ及び関連資格
- 健康運動指導士
- 食品保健指導士
- 介護支援専門員
詳しくは…健康、体力づくり事業団
詳しくは…日本健康・栄養食品協会
助産師
助産師とは、女性の妊娠から出産、分娩を助ける仕事です。
看護師、保健師は男性の資格取得が認められていますが、助産師は女性のみが取得出来る資格です。
助産師は、妊婦の健康管理、妊娠中の食事、運動などの生活指導及び出産、分娩を助けます。
そして出産後も、じょく婦の体調管理、母乳指導、乳児指導と、妊娠から出産、育児に至るまでの「人の誕生」に関わる一連の流れを管理、指導します。
また、産前教育を通じて、全ての女性に「親になること」「妊娠、出産するということ」の知識を普及することも行います。
そして家族計画指導も行うのです。
助産師の仕事は非常にデリケートなものなので業務独占資格として位置付けられています。
助産師の主な勤務先は産科・婦人科を有する総合病院又は、産科・婦人科専門のクリニックが主な勤務先ですが、医療資格の中では珍しく開業権が与えられているので、助産院を設立して独立開業することが許されています。
但し日本の法律上、助産師は医師の指示に基づき正常な分娩を介助することを定められている為、困難なケースにおいては医師がいる病院を紹介し、安全な出産が行えるように連携を図ることも助産師の役割となっています。
資格取得までのルート
助産師になるには大きく分けると2つのルートがあります。
看護師・助産師の統合カリキュラム
大学の看護学科で助産師になるための必要科目を習得する、又は統合カリキュラムを採用している4年制の看護専門学校に通い、卒業後、看護師国家試験と助産師国家試験の両方を同時に受験する方法です。
この場合、先に看護師を取得して、後から助産師を目指すことが出来ます。
但し看護師国家試験が不合格で助産師国家試験に合格した場合、助産師の資格を取得することが出来ません。
看護師取得後、助産師国家試験の受験資格を得る
3年制の看護師専門学校・看護学系短大などを卒業した後、看護師国家試験にて看護師を取得後、助産師国家試験の受験資格を得るために、助産師養成所を卒業後に助産師国家試験を受験する方法です。
試験内容
助産師国家試験で出題される科目は下記の通りです。
- 基礎助産学
- 助産診断・技術学
- 助産診断・技術学
- 地域母子保健及び助産管理
キャリアアップ及び関連資格
- 健康指導実践運動者
- 食品保健指導士
- 介護支援専門員
詳しくは…健康、体力づくり事業団
詳しくは…日本健康・栄養食品協会
まとめ
看護師は求人が多く、年収が450万、500万と栄養士や管理栄養士から見ると羨ましいことです。
しかし、看護師の仕事は一つの些細なミスが相手の命取りとなります。
交代制勤務で重労働、有資格者の多くが女性であることから人間関係に悩まされます。
それでもあなたが看護師を取りたいのであれば、挑戦してみるのも良いでしょう。
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