転職活動に欠かせないのは履歴書の作成。
今ではPCで作成するケースも増えてきています。
PC作成が良いのかどうかは面接先の職場の価値観によってそれぞれです。
でも、手書きであろうとPC作成であろうと、相手に良い印象を与えるように作成することは必須です。
PC作成のメリットとデメリット
PC作成の大きなメリットと言えば「間違えても一からやり直す手間がない」ということです。
この他にも
- 字を書くことが苦手でも、綺麗な履歴書が作成できる
- 間違えても何度も書き直すことがないので、手が疲れたり履歴書用紙を何枚も使うことがない
- 一度作成すればPCにデータが保存される
- 先方にPCスキルを持っていることをアピールできる
これらのメリットがあります。
デメリットには…
- 面接先によっては手書きで提出される場合がある
- 横着者という印象を与えてしまう
- 案外文字の打ち間違いがある
PCで履歴書を作成したら、一度プリントアウトをして誤字脱字を確認をしておきましょう。
PCで履歴書を作成すると落とされるのか?
これは企業によってですね…
選考の際には一応先方に確認をとってみましょう。
是非、採用されたいと思って履歴書を作成したのに、PC作成が原因で落とされるのは残念なことですよ。
履歴書用紙の種類
- 新卒者向け
- 中途採用向け
- アルバイト向け
正社員で就職するのなら、アルバイト向けが使用すべきではないのはご存じかと思います。
新卒者向けには「学歴・職歴」「免許・資格」「志望動機」の他にも「得意科目」や「サークル活動」等の複数の記入欄があります。
しかし、転職を繰り返していると、「学歴・職歴」の記入が間に合わなくなるし、学生時代に得意だった科目は今も得意か?というとそういうわけでもありません。
転職なら「中途採用向け」の用紙で十分です。
コンビニや100均で売っているもので十分ですし、用紙のサイズも先方から指定がない限り問わないでしょう。
履歴書の記入方法は言うまでもないが…
履歴書作成は鉛筆やシャーペンで記入するのはNGであることは言うまでもありませんし、修正液や修正テープを使用するのも勿論NGです。
中には写真を貼らずに応募する人もいますが…
(過去に働いたことがある職場では、履歴書に写真を貼らない人を採用したケースもありましたけど)
写真は必須
履歴書に写真を貼ることも言うまでもありません。
勿論プリクラはアカンですけど…
写真屋で証明写真となるとお金がかかるというデメリットがあります。
しかし、お金がかかるということはプロの手を借りるということ。
写真を撮る為の設備も十分に整っていますし、顔の向き等を細かく調整するように指導されます。
4枚1セットで写真が出来上がり、焼き増し用のフィルムやCD-ROMも頂けるので、面接先が多い場合は活用出来ます。
とは言っても、年月が経てば顔は変わってしまうもの…(信じたくないですが…)
毎日自分の顔を見る限り、変化に気付きにくいものです。
しかし、何年か経つと…「あの人、老けたねぇ…」というのは誰にでもあることなので、写真は必要に応じてアップデートしましょう。
スマホアプリの証明写真を活用
スマホアプリでも証明写真を撮ることが可能です。
…というか、今はこちらの方が主流ではないのでしょうか。
就職活動用の写真なので、流石にプリクラ感覚で撮ったものは先方に良い印象は与えないでしょう。
背景は壁一色、照明は蛍光灯…という条件下で履歴書用の写真を撮って応募しましたが、ちゃんと書類選考をパスすることが出来ます。
証明写真にはあまり服は映らないかと思いますが、服装が極端にカジュアルではなければ問題ないでしょう。
それから、写真の裏側には氏名を記入しておきましょうね。
記入日の日付
記入日というと履歴書を記入した日付を書くものかと思われますが、一次試験で書類選考がある場合は記入した日付で問題ありません。
ただ、履歴書を直接持参して選考試験を受ける場合は、選考試験当日の日付を記入しておきましょう。
学歴と職歴
学歴と職歴を記入する前に「学歴」「職歴」「以上」を忘れないようにしましょう。
学歴は高校入学以降のものを記入。
- 国立か公立か私立を頭文字に入れる
- 学校名
- 学部
- 学科
- 専攻(ない場合は未記入)
- 入学、卒業
会社を記入する場合は法人名も記入します。
株式会社〇〇
〇〇株式会社
〇〇法人〇〇会 〇〇病院
社名の語尾には入社(入職)及び退職と記入します。
免許・資格
車の免許を持っているのなら、記入必須です。
しかし、「自動車免許」だけではNGですよ。
「普通自動車第一種免許」というのが本来の名称です。
今は数多くの民間資格がありますが、記入欄は限られています。
記入する際は「国家資格」を優先します。
志望動機
先方によって様々ですが、「給料が高いから選んだ」「福利厚生が充実しているから」というのはNG。
その企業において自分はどのように貢献したいのか?…というニュアンスで志望動機を記入します。
趣味・特技
履歴書によっては「趣味・特技」の欄があるものがあります。
「ピアノが得意」「絵を書くのが得意」「お菓子が作ることが趣味」等、自分をアピールしていきましょう。
本人希望欄
通勤所要時間のみ記入しておきます。
最近の履歴書は「配偶者の有無」の欄が廃止されています。
本人希望欄は敢えて書かないことです。
履歴書の郵送
企業によっては一次審査で書類選考を行うところもあります。
書類専攻がない場合は書類をそのまま持参することとなりますが、郵送する場合は宛先の面の左下に赤文字で「履歴書在中」と記入します。
普通郵便で問題ありませんが、先方から簡易書留との指示があった場合はそれに基づきます。
手書きの場合は文字を丁寧に
履歴書を記入するときは「楷書体」で記入することです。
若いうちは止めや跳ねを丁寧に書く傾向がありますが、年齢を重ねるごとに文字は崩れていきます。
これは年齢を重ねてしみじみ思うことですし、殴り書きで書いた文字はもろに自分の文字の癖が現れてしまうものです。
筆跡にはその人の性格が現れますが、そこはミスマッチを防ぐためにも敢えて取り繕うことはありません。
職歴はどこまで誤魔化せるのか?
転職歴の多い履歴書はあまり良い印象を与えないと言われますが、今は以前ほど悪い印象は与えません。
しかし、一年足らずの転職が相次いでいると、先方にとってあまりいい印象がありません。
困ったことに一年足らずで退職した理由が「ブラック企業だった」「パワハラを受けて退職した」というものでも、企業はあなたの人間性に問題があるものとして見るものですから。
これは本来辞めさせる側に問題があるのですが、世間は「飽きっぽい人」「何処に行っても周りと上手くいかない人」と判断されてしまうもの。
実際は「トラブルを起こす側の者」が図々しく会社に長く居座っているんですけどね…
ここで文句を言っても何も変わりませんが。
ただ、直近に就職した会社で数か月で退社した会社の名前を記入して履歴書を書くと、当然先方には嘘がバレてしまいます。
折角入社出来たのに「嘘つき」のレッテルを貼られてしまっては、あなたに対する会社の信頼が下がってしまいます。
すぐに退社した会社の名前を履歴書に記入することはツライかもしれませんが、嘘をつくよりは全然ベターですよ。
ただ、たった数か月で退職してしまった職歴が過去のものであれば、記入しなくても差支えないでしょう。
その時は書面上無職の期間が長くなってしまうのですが、理由を尋ねられた時に答えられる準備をしておきましょう。
無職の期間が就職氷河期だと、「就職活動をしていたけど就職先が中々見つからなかった」という理由が通用する場合があります。(実際、超就職難だったので)
まとめ
履歴書はPCで作成することは殆ど問題ないかと思います。
先方によって善し悪しの判断は異なりますので、PC作成がOKかどうか確認をしておきましょう。
PCに履歴書を記録しておくと、万が一就職活動の際に素早く履歴書作成が出来るというメリットがあります。
その際はデータ更新を忘れないようにして下さいね。
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