そんな時は「こんな職場辞めてやる!」との感情が沸くのは当たり前のことです。
しかし…いざ、転職活動となると、、、
なんてことも。。。
ブラック企業で仕事に拘束される日々を送ったり、ワンマン経営者のもとで自分の意見が言えないような職場で我慢をし続けていれば病気になってしまいます。
退職はタイミングを考慮して!
退職とは言っても、定年退職や結婚や出産により専業主婦となる場合はともかく、生活がかかって常に収入が必要な場合は次の職場が決まってからではないと退職後の生活が不安ですよね。
今後の自分の成長を目的としたものであれば、現在の職場で働きながら就職活動しても当たり障りはないですが…
パワハラを受けていると次の日からバックれたくなる位、職場に行きたくなくなります。
しかし、今の職場が辛いからといって突然の無断欠勤…
これは特に勤続年数の長い正社員はやったらアウト!
職場に迷惑をかけてしまうのも当然ですが、突然来なくなって無断欠勤が続けば、ペナルティになる上に懲戒解雇の危険性もあります。
懲戒解雇となれば退職金が支給されないことも…?
そうでなくても、つらい状況に置かれると早くその職場を離れたく、退職届となってしまいますが…
そんな時は次の職場が決まってから退職するのがその後の生活が安心です。
いざ、面接へ!
面接を希望して、まず欠かせない書類と言えば履歴書。
これが結構大変なんです。。。
今はPCで作成した履歴書を受け容れる企業も増えていますが、手書きの履歴書を提出する企業も残っています。
履歴書が手書きの場合は鉛筆やシャーペンはNGというのは常識ですね。
そうなるとぶっつけ本番でボールペン記入となります。
いざ、書くと思わぬところで記入ミスを犯してしまいます。
そして履歴書は修正液による訂正は企業に良い印象を与えません。
次こそは間違いのないように…一発で成功すれば良いのですが、失敗続きだと成功するまでエンドレスです。
でも、履歴書を書かないと何も始まらないですからね。
そして証明写真もセットとなります。
スナップ写真は使わないで下さいとなると、写真屋さんで証明写真を撮らなければならなく、お金がかかります。
しかし、安心してください!今はスマホアプリで証明写真が作れます!
そしてかかる費用はコンビニのコピー代で済むので写真屋さんに比べると値段が安く抑えられます。
更に自分でプリンターを持っている場合は写真用の印刷用紙があれば「ただ」で済みます。
職務履歴書も出して下さい??
面接の際には職務履歴書も出して下さいと言われる企業もあります。
面倒くさっ…て思いますが、ある程度経験を積んでいる人なら寧ろ準備した方が有利です。
特に経験の長い人は自分の実績をアピール出来るものを文字として伝えられるので、言われなくても提出した方が得です。
職務履歴書はPCでも全然OKなので、念のために作成してPCに保存し、面接が入った時は日付の更新や経歴を加える等して備えておきます。
言うまでもないものは…
資格証の写しです。
但し、面接する事業所によっては原本を用意するように言われます。
持ち出しの際は、大事なものなのでファイルケースに入れておきましょう。
めでたく内定!!
内定は嬉しいのですが、退職の際に準備しなければならないものもあれば入社(入職)にあたっての準備があります。
退職の際には
退職を申し出ることは当然のことですが、遅くとも半月前には申し出ましょう。
出来れば1ヶ月より前に申し出るのが望ましいところです。
後任の方が決まったら引き継ぎをします。
そして有給休暇が残っているのなら、ゆっくり休む機会はこのような時しかないので、しっかり消化しましょう!
使用者(雇い主側)は従業員の有給を咎める権利はありません!
もし、有給休暇を出して「否決」だの言われた時は、使用者の行為は違法となります。
これは当然訴えるべきです!
そして飛ぶ鳥、跡を残さずの如く、後腐れを残さないことです。
退職時には必ず保険証は返却しましょう。
この他にも社員証、職場で購入した文房具、ユニフォーム、名刺、定期券があります。
退職した事業所から以下の書類を受け取りましょう。
- 雇用保険被保険者証
- 年金手帳
- 離職票
- 健康保険被保険者喪失証明書
- 退職証明書
- 源泉徴収票
雇用保険被保険者証は次の職場に入社(入職)する際には必ず必要なものです。
在職中は手元にありませんが、手元に保管となると紛失する恐れがある為、事業所で保管しています。
離職票は、就職先が決まっているのならそれほど必要ないものかもしれませんが、長期間その事業所で働いている場合は一応受け取っておきましょう。
雇用保険の加入期間によって失業保険の給付期間が異なります。
転職前の職場の勤続年数が長かった一方、転職先の職場は数ヶ月で辞めてしまったとなると、長く働いていたにも関わらず失業保険が支給されないことも…
失業保険の給付期間は次の通りとなります。
失業保険支給期間(自己都合による退職)
雇用保険加入期間
|
1年未満
|
1年以上~
10年未満 |
10年以上
20年未満 |
20年以上
|
支給日数 |
支給なし
|
90日間
|
120日間
|
150日間
|
上記の給付期間は自己都合退職及び正当な理由による退職(特定受給資格者)が該当します。
失業保険支給期間(会社都合による退職)
雇用保険加入期間
|
1年未満
|
1年以上~
5年未満 |
5年以上~
10年未満 |
10年以上
20年未満 |
20年以上
|
支給日数
(30歳未満) |
90日間
|
90日間
|
120日間
|
180日間
|
- |
支給日数
(30歳以上~35歳未満) |
90日間
|
120日間
|
180日間
|
210日間
|
240日間
|
支給日数
(35歳以上~45歳未満) |
90日間
|
150日間
|
180日間
|
240日間
|
270日間
|
支給日数
(45歳以上~60歳未満) |
90日間
|
180日間
|
240日間
|
270日間
|
330日間
|
支給日数
(60歳以上~65歳未満) |
90日間
|
150日間
|
180日間
|
210日間
|
240日間
|
上記の給付期間は雇止め、倒産、解雇が該当します。
支給額算出方法
支給総額 = 基本手当日額 × 給付日数 |
失業保険の受給開始時期は自己都合退職か会社都合退職によって異なります。
会社都合退職の場合は申請して一週間の待期期間を経てその対象となれば4週間おきに支給され始められますが、自己都合退職の場合、約2ヶ月後に支給開始となります。
そして、失業手当申請は退職後、原則一年以内なので、期間を過ぎてしまうと支給されなくなってしまいます。
退職する事業所に長年働いていた場合は退職金を受け取ることとなります。
その関連書類の詳細は職場の所属する団体によって様々ですが、記載事項に間違いないように退職金の申請をします。
この他にも会社や事業所から返却を求められているものも忘れずに返却しましょう。
転職先に入社(入職)するときに提出する書類
全ての会社や事業所が一律同じというわけではありませんが、必ず提出するものは以下のものとなります。
- マイナンバーカード
- 給与振り込み先の通帳(口座番号が分かるもの)
- 年金手帳
- 雇用保険被保険者証
- 雇用誓約書
- 健康診断書
この給与振込先は就職先によっては当事業所の指定振り込み機関になる場合があります。
引っ越しを伴う転職や自宅から離れた職場に転職した場合に多いケースですが、指定金融機関に口座を持っていないと新しく口座を開設しなければならなくなります。
金融機関のHPで口座の開設方法に記載されていますので、窓口で開設する方法やインターネットで開設する方法について調べた内容に沿って口座を開設します。
健康診断については入社(入職時)に行わなければならないことになっています。
但し、3ヶ月以内に健康診断が行わた場合は書類を提出していればOKです。
また、就職先によっては事前に提出する場合もあります。
もし、転職前に会社の健康診断があるのなら、受けておいて書類を作成しておきましょう。
この他にも、身元保証書、資格証(コピー)、住宅手当申請に関わる書類等があります。
就職先によってこれらの書類は異なりますので、その職場の指示に沿って書類を準備します。
入職日には菓子折りを
お金がかかるって思うかもしれませんが、「御社に採用させていただきまして有難うございます。本日から皆様と共に働かせていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。」という気持ちで御仲間入りとしての菓子折りを持参しましょう。
お菓子で相手を釣るわけではありませんが、このようなちょっとした気遣いが入社(入職)した職場のスタッフから好印象を受けやすくなりますし、職場に対してのエチケットにもなります。
古臭くて昭和の匂いがしてウザイことかもしれませんが、やっておいた方がベターでしょう。
給食委託会社であれば、自分がこれから働く事業所のスタッフに、病院や施設で専属として働く場合や中規模以上の職場で働く場合は、事業所の管理者(管理部門)に渡すものと自分の部署のスタッフに渡すものを用意しておくと良いでしょう。
忘れた頃に不幸の手紙…?
転職すると市役所から納税通知書が届きます。この税金は前年度の給与に基づいて算出されている為、前の職場の給料が高いとそれだけ支払金額が嵩みます。
転職先では年末調整時に前の職場の源泉徴収票の提出を求められます。
退職時に頂いていない場合は、前の職場に取りに行くか郵送してもらいます。
これは年末調整時に申告用紙と一緒に提出します。
まとめ
職場が嫌で辞めたくなって転職した…しかし、転職ってこんなに面倒なの?…というのが転職です。そして、転職先では慣れない日々が続きます。
転職活動をして慌てないためにも、ある程度の面倒が伴うことも知っておきましょう。
でも、本当に今の職場が嫌なのであれば行動あるのみです。
https://nayamerueiyoushi.info/iryoukaigotensyoku/
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