しかし、あまりにも頑張りすぎては身体を壊してしまうことがあります。
仕事は確かにツライことが付き物だけど、この与えられる辛さは個人差があるものです。
あまりのも度が過ぎる劣悪な環境は自滅行為に等しいものがありますよ。
かと言って、転職サイトに登録しようと思ったけど「ブラック企業が潜んでいる」となると、気が引いてしまうことも?
長年働き続けてきた職場を潔く退職したきっかけ
私は以前、長く勤めた職場を潔く辞めた経験がありました。
10年以上前に遡る話でしたが、その職場は介護施設でありながらブラックで人間関係が至って劣悪でしたよ。
しかも、当時は就職難の時代であり、辞めたくても次の職場を探すのが困難なうえに、その時点で私は既に何度も転職している身でした。
時々就職情報には目を向けていたのですが、中々条件に合ったところがありませんでしたね。
中々見つからない中、引っ越し覚悟の上で面接を受けたけど不採用ということもありましたし。
ところがある時、私は体調を崩してしまいました。
出勤出来ないわけではなかったので、そのまま仕事をしたのですが…
一週間以上経っても症状が改善されませんでした。
私は体調不良で仕事を休むことは滅多にないのですが、これは日常生活に支障をきたすと思いました。
病院に行って職場を一週間休むように指示を受けて休みをいただきました。
その為、冷静に考える時間を与えられましたね。
私はどういう理由でこの施設に就職するという選択をしたのか?
どのような動機があってこの施設に入職したのか?
この施設の「細かくて口うるさい」体質は本当に自分に合っているのだろうか?
その答えは?
頑張りすぎてもいい結果は出ない
休みをいただいた一週間、職場に行かないと気持ちもだいぶスッキリします。
現在働いている施設に残留して本当に良いのだろうか?
その答えが「そんな所で我慢する必要がない」でした。
要は自分の足に合わない靴を履いて、タコが出来た状態で無理して歩いているようなものだから…。
新施設が出来るという情報を入手
職場に復帰したら嬉しい情報を耳にしたのです。
「近隣に新施設が創設される」
これを聞いて早速応募しましたよ。
面接官は私の履歴書を見るや否や
「是非、来てください!」
と採用が即決したのです。
当時面接した職場は、「人間関係が原因」による退職者も受け付けてくれるところでした。
その職場は正社員ではありませんでしたが…従事している施設を更に続けて再び身体を壊すのも不安でした。
上司が面施時に快く私を受け容れてくれたことから、潔く退職することを選んだのです。
少しは気が楽になれば…と思ったのに
当時は非常勤で働いて気楽にPCで副業出来れば…と思って次の職場に転職したものの…
振り込まれた給与額は前の職場を遥かに下回ります。
やっぱり正社員が一番安定しているのかも…(当時の思い)
収入があるとは言えども、生活を切り崩してばかりいたら借金を背負うことに…
これは流石にヤバいと思って、PCや携帯サイトを片っ端から探して応募してみたけど…
立て続けに不採用…
おまけに銀行の残高もギリギリ…というか、一回家賃が払えなかったこともあったので、そのくらい経済が圧迫していました。
収入に対する不安が募る中、あの震災が起こったのです。
幸いにして被災は逃れたものの、ライフラインがストップした時は更に不安が強まりましたよ。
当日は電気もガスも水道もストップしていましたから。
翌日からはライフラインの復旧があったので一段落しました。(定期停電が行われていたけど)
ガソリン不足も深刻で、何処のガソリンスタンドも休業だったので、車のガソリンがなくなるのも不安。
買い物は徒歩の範囲で済ませていました。
「この先どうすればいいのだろう…」
当時は不安と恐怖で一杯でしたよ。
不安と恐怖の中の一つの道しるべ
それでもくまなくサイトを検索していたら、一つの求人を目にしたのです。
地元ではなかったけど、もし、採用となったら引っ越しは覚悟の上。
早速応募して、連絡した翌日に面接の日程を組みました。
その面接先とは、車で一時間かかる場所にあるところでした。
そこはのどかな風景に囲まれた中規模の病院でした。
玄関を入った時、この病院に安堵感があったんですよ…
従業員の面持も「疲れていて表情が暗い」というのが見られなく、心地が良いというのか、大らかというのか、所謂「波動が良い場所」でしたね。
面接も無事終わり、当日の夕方には当面接先から内定の連絡をいただきました。
面接から採用までの時間が短いとブラック企業じゃね?
って思いますが、給料は上がりましたし職場の環境も良好でした。
寧ろホワイトでしたよ。
ブラック企業の条件
ブラック企業の特徴の一部には以下のものが挙げられます。
- サービス残業
- 見なし残業
- 親族会社
- 面接から採用までの期間が短い
- 採用のハードルが低い
- 「若い人が活躍中」を掲げている
- 「やる気があれば大丈夫」という精神論がまかり通っている
- 採用人数が多い
内定を頂いた病院には「親族会社」「面接から採用までの期間が短い」という部分が当たっていました。
特に「親族会社」は一部の親族達が職場を私物化して好き勝手やりたい放題で、従業員には安月給で嫌な仕事を押し付けると言われています。
でも、当時の当院は上層部である一部の親族が病院の財産を「女遊びに使う」「高級車を買う」ことに使っていませんでしたし、従業員を著しい安月給でこき使うということはありませんでしたね。
当時でさえもボーナスがろくにもらえない時代でしたが、ちゃんとボーナスは支払われていたし、住宅手当は結構良かったですよ。
人事考課による査定も多少なりともありましたが、「気に入らない正職員には寸志程度のボーナスしか与えない」という被害を受けた従業員はいませんでした。
これが頻発していたら従業員の定着は悪い筈ですが、20年30年と長く続けられている人が多いということは、それだけ恵まれているということなのです。
「ブラック企業の条件に当てはまっている=ブラック企業」とは限らないことです。
まとめ
当時の求人サイトは登録制ではなかったので手軽に利用が出来たのですが、今は求人情報を調べるには転職サイトに登録しないと検索ができないもの。
よく「ある転職サイトはブラック企業が潜んでいる」との口コミを見かけるのですが、転職サイトから検索してもブラック企業に遭遇しない保証は全くないわけではないと割り切るしかありません。
面接を受けて良い職場に巡り合えるかどうかは、ガチャを引くようなものです。
ただ、何もしないよりは万が一に備えて登録しておいた方が賢明です。
情報収集を常日頃行っていると、運よく新規オープンの事業所に巡り合うこともありますから。
また、在職中に次の就職先が決まれば、離職することによる経済的な不安も軽減されます。
少なくとも大手の転職サイトに登録して、最悪の事態に備えるようにしておきましょう。
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