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ランチョンテクニックには人を洗脳する力が秘められている

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食事は栄養素を取り入れ、身体を養う役割があるということは言うまでもありません。

食事は身体の栄養を養う他にも、心の栄養を養う働きがあります。

食物を口にしたとき、幸福感や快楽感を味わいます。

何故なら「食べる」という行為は「生理的欲求」を満たす行為の一つであり、至って本能的なものです。

これは、エンドルフィンというホルモンが分泌されることによって、脳がリラックス状態に陥るからです。




 

本来「心の栄養」となる食事は社会性を養うためにあるもの

かつて、私が子供の頃は夕食の時間は「家族の団らんの場」として位置づけられていました。

「孤食」が当たり前となっている現代では考えられない時代でしたが、「団らん」は食事による心の成長を与える場ともなっています。

「団らん」には以下のメリットがあります。

  • 食事中の他愛ない会話によって心の距離を縮める
  • 信頼関係を構築できる
  • 絆を深める
  • 信頼関係を構築することによって、悩みを打ち明けられる
  • 喋ることによって脳のネットワークが活発に働くようになり、アイデアが考案しやすくなる。
  • コミュニケーションを図ることを通して、「聞き上手」になれる
  • 記憶力の向上

心の栄養が養われることによって社会性が育み、「団らん」という食育によって当人のキャパシティーを最大限に引き出せるのです。

ランチョンテクニックは人と人の距離を縮める

人と人との関わりが希薄になっている昨今、ランチョンテクニックは人と人ととの距離を縮めるツールとして最適なものとして位置づけられています。

例えば「デートに誘う」時に、「ちょっと食事にでも…」と誘う場合があります。

恐らく、初回デートの多くが「食事」ではないのでしょうか。

もしかしたら、誘う側は「何となく食事で誘いやすい」という動機で誘っているのかもしれませんし、「好きな人と距離を縮めたい」という思いで誘っているのかもしれません。

しかし、一緒に食事をすると不思議と心が満たされてしまいます。

それは「食欲が満たされることによって満足感が得られる」というのが根本的なものですが、この「幸福感」によって脳が錯覚されてしまいます。

その幸福感の矛先とは…

「デートに誘った相手」なのです。

何故、錯覚を起してしまうのかと言いますと…

楽しみを共有している
食べるという満足感によって相手への敵意が薄れる

これが回数を重ねていくうちに、相手に心の内を開くようになり、信頼関係を構築することに繋がっていくのです。

 

ランチョンテクニックは悪用されるとマインドコントロールに繋がる

しかしこの「ランチョンテクニック」を上手く悪用する連中もいます。

食事に誘われることは嬉しいことですが、実はとんでもない目的で「ランチョンテクニック」を利用するケースがあります。

 

企業の独裁体質の保持を目的

独裁体質の企業では、癌細胞の中核となる存在がその企業を取り仕切っています。

この独裁者は、従業員の好き嫌いが激しいという性質があります。

独裁者の経営方針の基幹は「本人の我儘」なので、独裁者に誰もついて行きたがりません。

でも、独裁者は常に「自分が正しい」ので、部下がついてくれない原因が自分にあることを決して認めず、「部下に嘗められている」「部下に馬鹿にされている」「部下に協力性がない」と判断します。

独裁者からみたら、「部下に嘗められている」「部下に馬鹿にされている」「部下に協力性がない」と見える人間は、自分にとって敵なので何としてでも追放を図ります。

しかし、独裁者が求めていることは「自分を尊敬してほしい」こと。

それには独裁者の本質を知らないスタッフを厳選してカモにします。

そのお付き合いは公私混同問わず、食事や旅行、バーベキューといった形で相手との距離を縮めます。

同行したスタッフは次第にマインドコントロールを受けます。

その独裁者に対し…

  • 教祖様は正しい判断に基づいて組織を動かしている
  • 独裁者の言動は常に正しい
  • 独裁者の教義は信仰すべきもの
  • 独裁者が悪と認めるものは徹底的に叩くべき
  • 独裁者に背くと、最悪の事態が起こる

…というように、独裁者を崇拝するように誘導します。

独裁者の話術力が長けていれば長けているほど、マインドコントロールは強力になります。

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カルト宗教においても「ランチョンテクニック」は行われる


カルト宗教においても「ランチョンテクニック」は信者とゲストの絆を深めることによって行われます。

その目的の根端は…

「金銭搾取」

この「本来の目的」を達成するには、ストレートに「金銭搾取」をしたら目的は成功に至りません。

その為には時間をかけて行うのです。

…というのも、宗教の勧誘は正体を明かさずに勧誘することは違法となっています。

しかし、悪質なカルト宗教程「正体隠し」の勧誘を上手く行います。

それは、宗教とは全く違うものを装って勧誘します。

例えば…

  • ヨガ教室
  • カラーセラピー
  • 結婚相談所
  • 四柱推命
  • カルチャーセンター
  • アンケート活動

最初は宗教団体と分からない勧誘から始まり、「人生全般の運勢が上がる方法を教える」と相手を釣って、勧誘された相手(ゲスト)を何度か食事に誘います。

ゲストを何度か食事に誘うことによってゲストが勧誘した者に対して自然に信頼関係をも持つことにより、ゲストの生い立ち等の個人的な事情を把握すると、ゲストの担当者に「生い立ちが似ている人」を担当者に就けます。

ゲストは担当者と次第に行動する機会が増えます。

ゲストは担当者と何度か外食することとなるので、その絆が深まります。

また、お互いの境遇が似ていることから、ゲストは担当者に信頼感を抱きます。

カルト宗教ではこのように「ランチョンテクニック」とかけ合わせて「親和性の法則」を利用し、ゲストが離脱しないように仕組みます。

また、カルト宗教内での第三者が担当者を褒めることによって権威性を持たせ、ゲストが担当者に反発しないように仕組みます。

カルト宗教の信者たちは、ゲストには優しく接します。

それは「あら、いい子だねぇ~」という溺愛的なものではなく、ゲストの話を一切否定せずに受け容れるというものです。

自分の話を否定せずに受け容れられるのは、誰でも嬉しいことですよね。

このように、人の承認要求を巧みに利用するというテクニックも用いています。

ランチョンテクニックとともに様々な経緯を経て、金銭搾取に至るのです。

第三者からすると「優しくされることに甘えるな!」と思えるのですが、悪質なカルト宗教程、人を騙すテクニックは巧妙なものです。



 

ブラック企業のランチョンテクニックに遭遇した結果…

食を通じてコミュニケーションを図ることは元々悪いことではないのですが、この法則を巧に利用されると人は歪みを生じます。

  • 無報酬の残業や休日出勤をすることは美徳
  • 教祖様(独裁者)を拝むことは素晴らしい
  • 教祖様に刃向かうスタッフを叩き潰すことは正義の証
  • 暴言、暴力、ハラスメントは受ける側に問題がある
  • 当社の方針は自分の信念であるとともに知識の全てである
  • お布施(貢物)をすれば出世する

独裁主義の教祖様は、自分に慕ってくれる人にはめっぽう優しいのです。

その為、洗脳された人達は「この会社にいれば幸せでいられる」ということになるのです。

これはまさに宗教にどっぷり浸かっている人と大して変わりません。

  • 祈り事を捧げれば救われる
  • 讃美歌を謳えば救われる
  • 祀り事に参加すれば魂が清浄化する
  • 悪の餌食になりたくないのなら献金を捧げる(人事考課制度による自動集金)

ブラック企業もカルト宗教も、人の価値観を歪めるという点においては大して変わりません。

そして、洗脳された人達は「歪められた思考回路」の中でこの行動を選んでいます。

「辞めて下さい」という言葉は、当人たちには無効なのです。

 

ランチョンテクニックに惑わされないようにするには?


企業の独裁者の目の敵にされれば、その仕打ちは酷いものとなります。

しかし、独裁者に気に入られて洗脳した者の生末も不幸となります。

会社勤めしてもいいことないし、会社勤めは楽しくないというのが今の常識となっていることはとても残念なことです。

大人になることって何?

  • 会社に就職すること
  • お酒が飲めること
  • 社会に出ること

これらが一般的に大人になることと言われています。

しかし、これらをやって今の日本人は立派に成長していると言えるのでしょうか?

その答えは「NO」ではないのでしょうか。

「合理性でもって物事を判断することが出来る」

それは人としてなるべき姿であり、これが出来て初めて自立した大人になれるのではないのでしょうか。

この価値観は独裁者の考えと相反するものとなります。

つまり「長いものに巻かれろ」という価値観が根付いている場合は、いつになっても自立が出来ないということになります。

その為には「嫌われる勇気」を持たないと、独裁者によって填められたループから抜け出せないでしょう。

また、直接会社に洗脳されていなくても、このようなことがあったら社内におけるマインドコントロールがあることを疑いましょう。

  • 罪のないスタッフが退職に追い込まれる
  • 結婚や定年といった節目ではないのに、退職者が続出している
  • 社内の特定のスタッフが酷い扱いを受けている

とにかく、マインドコントロールの兆候を感じるのであれば、自分の環境を変える準備が必要となります。

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まとめ

「人と食事をすること」の一面について記述しましたが、あまり人を疑っていてもキリがないですし、その判断の見極めも難しいかと思います。

特に外部の職場の経験がないスタッフは、その環境によってマインドコントロールをもろに受けてしまいます。

もし、学生時代の友人が「以前より性格が悪くなった」ならば、教祖によって価値観を植え付けられている可能性がありますし、逆に「自信を喪失している」のなら、パワハラによって心の傷を背負っている可能性があります。

前者のようなケースは放っておいて報いを受けるのを待つしかありませんが、後者の場合は本人を心の闇から救い出してあげましょう。

とは言っても、弱みに付け込んで搾取することはしないで下さいね!

 



B!

 



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