企業で出世すると「課長」「係長」「主任」などの役職に昇格し、ついつい優越感に浸ってしまうでしょう。
この肩書を持つことは「車の免許を取得する」つまり「車の運転が許可される」ことに共通する部分があります。
車を間違った扱い方をすれば…どのようなことになるのか分かりますよね?
役職という立場を誤って用いると、それは「暴力」を目的としたものになるからです。
出世は心の核兵器??
生きている上で環境の変化は付き物です。
人にはそれぞれ持っている個性が異なるように、環境が変化することは出会う人、出会う人間のタイプにも変化があるものです。
置かれている立場によっても様々です。
ただ、出世するとこれまで気さくだった人が「陰険な人」にキャラが急変するケースが余りにも多いと思います。
だからパワハラが横行して、パワハラの被害件数も鰻昇りになるのではないのでしょうか…と思いますが…
昇格すると「優越感に浸る」、またはドラマ等で上司が部下に理不尽に怒鳴りつける姿を見て「これが上司のあるべき姿」だと思い込んでいる痛い人も結構多いのです。
今は会社の方針が根本的におかしい所も多いので、「昇格=ハラスメントをする」と考えている脳ミソが猛獣のような輩も多いのですが、役職の本来の役目はそれとは違くね?
容姿も心も美人…新入社員の中の人
これは私がある施設で働いていた時、新入社員を7人雇い入れた時がありました。
そのうち2人はすぐ辞めてしまったのですが、みんな感じの良い子ばかりでした。
新人スタッフの中に「今どき風の美人」なスタッフがいました。
ぱっと見は今風のギャルっぽい感じだったのですが、愛想が良く必ず彼女の方から挨拶をしてくる位、挨拶が徹底している子でした。
同じ部署内でも「今年入った子たちはみんないい子だよね」と話していました。
彼女は顔だけではなく、性格も美人でした。
先輩スタッフの殆どが殺伐として事務的なのに対し、誰に対しても平らに接します。
不平不満や人の悪口を言うスタッフが大半を占めている中、彼女は「有難うございます」の言葉がかけられる数少ないスタッフの一人でした。
おまけに、殆どのスタッフが感謝の言葉をかけられないのですからね。
とは言っても、入職したばかりの彼女はまだまだ立場が弱い人間。
このような感じの良いスタッフが上に立っていれば、この職場はもう少し明るくなれるのではないかと切実でしたよ。
あれから〇年…
時は経ち、これまでにスタッフの入れ替わりがありました。
当初、課長や主任に就いたスタッフの殆どが退職し、役職に就いていたスタッフの顔ぶれもだいぶ変わりました。
当初の役職は物凄く感じの悪い人ばかりだったので、辞めてくれて本当に良かったと思っていました。
その為、後から役職に就任したスタッフの方が仕事がやりやすかったのです。
こうして役職の入れ替わりがある中、先輩スタッフを差し置いて彼女が主任になることになったのです。
それはそれで賢明な選択かと当時は思いました。
彼女の少し先輩にあたるスタッフの中にはろくてもないのもいましたし、ろくでもないスタッフを平にしたままというのを聞いて、正当にスタッフを選んで昇格させているとその時は思いましたよ。
残念なことに…
しかし、彼女は主任になった途端に人格が豹変してしまったのです。
- 人を人として扱わない位、酷い暴言
- 相手を蔑む笑い
- 会議の場でもモンスターぶり
- 人を犯罪者のようにして陥れる
彼女より後から入ったスタッフは、「もともとああいう性格だったんだ」と思っていたそうですが、以前の彼女を知っているスタッフ同士では「前はあんなんじゃなかったのにね…」という状態。
結婚した途端にキャラが急変してしまった、というのと似てるような…
ブスの極みになった原因…癌の存在
彼女がこのような性格ブスになってしまったのは、彼女自身に原因があります。
彼女はこの職場を仕切るナンバー2の存在になっていました。
執拗な言葉で相手を怒鳴りつける
当職場ではこのような人を「強い人」として賞賛しています。
(本当は褒めるべきところではありませんが)
これって言い換えれば理性が本能に負けている部分でもあるのです。
一見強そうな彼女は実を言うと「目上の人に逆らわないタイプ」なのです。
人に左右されやすいというのは、私も見てきて感じたことでした。
しかし…ここは問題のある職場なのです。
- 施設長=飾り
- 副施設長=ヘタレな支配者
- お局=癌細胞の核
このように施設長の力は殆どありません。
副施設長が何故「ヘタレな支配者」かというと…?
本音では「自分の思うような組織作りをしたい」とはいうものの、本人は「悪者」になりたくないので、影でコソコソ小癪な真似をしているのです。
良く言えば「聞き上手」だけど、悪く言えば「逃げ腰」ってやつで…
タチの悪い人ほど巻かれろって考えなので、長いものに巻かれて自分の身を守る「ヘタレ」なのです。
この職場の芯の支配者がお局であり、こいつが一番の発言権を持っています。
事実上の管理者はこの癌であり、癌の支配下の下、彼女は主任という権限を濫用して「ブスの極み」な振る舞いをしています。
元々顔は美人だけど…
暴言を吐いている時の形相は眉間にしわを寄せ、顔は引きつっています。
言葉の暴力は立派な暴力行為
暴力は「殴る」「蹴る」「叩く」だけが暴力ではありません。
言葉の暴力も立派な暴力です。
言葉の暴力は脳にダメージを与え、鬱病を引き起こすことさえあるからです。
鬱にかかりやすいかどうかには個人差がありますが、「相手を犯罪者として見立てる」位の尋常ではない暴言を受けたのなら平常でいられる方が数少ないでしょう。
彼女に被害を受けていない人からすれば「被害者に問題がある」としか見えないのですが、ここまで酷いと社会の迷惑レベルなんですよね…
強いストレスを受けると副腎からコルチゾールが大量分泌し、コルチゾールによって脳の働きが鈍くなります。
また、脳がダメージを受けることによって神経伝達物質が減少することや、脳由来神経栄養因子(BDNF)が減少することによっても鬱を発症すると言われます。
つまり、彼女の言葉の暴力は相手の身体の一部を傷つけているということになるのです。
役職は危険物を取り扱うのと何ら変わりなし??
冒頭で「肩書を持つことは車の免許を取得することに共通する」ことを述べました。
そもそも企業は何故、設立されたのか?
今は個人で事業を立ち上げている人も増えているので、分かる人には分かることかもしれませんが、事業を立ち上げて一人の力では賄いきれない場合、事業者は従業員を雇うでしょう。
その従業員にあなたは何をしますか?
サービス残業ですか?
部下をサンドバックにして暴言を吐いて相手をKOさせることですか?
違いますよね?
自分の仕事をアシストしてほしくて従業員を雇うわけではないのでしょうか。
事業が拡大して組織が大きくなればもっと多くの人手を必要とします。
そうなると一人では従業員を管理出来ないため、中間管理職を置くでしょう。
あなたは中間管理職にどのようになってほしいですか?
下っ端のことをボロボロに虐めてもらいたいと思っていますか?
業務を円滑に行ってほしいですか?
普通なら後者を選びますよね?
部下をきちんと育ててチーム一丸で臨むから、結果にコミットするのが事業(サービス提供者)なのではないのでしょうか。
これが「役職」の正しい使い方だと思っています(私見)。
しかし「役職」を暴力の道具として扱っている人は戦車のように異様にボディが頑丈な車を運転しながら体当たりするようなことをやっているのです。
そりゃあ、怪我人が続出するし、酷い場合は人殺しまでもしてしまうという有様。
あなたはあなたの人生を選択している
そんな彼女みたいな行動をやめてほしいと思う人は沢山いるのではないのでしょうか。
残念ながら彼女の行動を止める権利は誰にもないのです。
人は自由意志で自らの行動を選んでいるのですから。
このように懸念するでしょう。
しかし、暴力で世の中を制して勝ち取る幸せはほんの一時のことなのです。
綺麗事を言うわけではありませんが、自分の行いは報いとなって返ってくるものです。
それはあなたの子孫に跳ね返ってくるものではなく、あなた自身が責任を持って報いを受けることであり、それには法則が働いているからです。
報いを受ける時期はいつになるかは分かりません。
寧ろ彼女のような人間は、自ら不幸な人生を突き進んでいるのである意味「可哀そうな人」なのでしょう。
同じ土俵で戦ったところで、あなたも同等ですよ。
まとめ
我々は人間という生き物である以上、まだまだ未熟です。
自己肯定感を持つことは大切ですが、誤った自己肯定感は自らを破滅させます。
ここは動物園の檻の中でもなければジャングルでもありません。
このような管理者が多い中、更に終身雇用制度に追い打ちをかけるのではないのでしょうか。
これでは日本が沈没してしまいますよ!