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憧れの病院栄養士!委託会社より労働条件が優れ、年収500万円も夢じゃない!(疑)

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病院の職員として働く管理栄養士は給料も高いし、早番遅番ないから羨ましい…

委託会社で働く栄養士からしたら羨ましいこと。

病院で働く管理栄養士は病院の規模や科目、給食運営を直営か業務委託化しているかで状況が大きく変わります。

臨床栄養のスキルや栄養指導のスキルといった管理栄養士の要となる部分が鍛えられるのは、病院勤務の最大のメリットです。





 

病院管理栄養士の業務と言えば…


病院で働くことの大きなメリットと言えば栄養指導が行えるというのが大きいでしょう。

管理栄養士一人体制の場合は指示がある限り必然的に栄養指導業務が与えられます。

しかし、複数配置だと栄養指導を担当するのが主に先輩スタッフが行うことから、業務を割り当ててもらえないと悩む管理栄養士もいます。

かと言って、つい最近まで給食委託会社で働いていた管理栄養士が一人体制の病院専属スタッフとして業務をこなすことは、かなりハードルが高いです。

それは、病院管理栄養士業務をいきなりぶっつけ本番でやることになるからです。

中には引継ぎする間もなく、いきなり一人で管理栄養士業務をやらされることもありますから…

それ、キツイなぁ…

かと言って先輩スタッフのいる職場では、管理栄養士の世界は女性の多いことから、人間模様は難しいという覚悟があります。

私が以前勤めたことのある病院の前任者は、キャリア3~4年の状態で病院で一人管理栄養士としてのポジションを担っていましたが、一人で管理栄養士業務を行うことに不安が強かったことを話していました。

当人は「先輩栄養士のもとで指導を受けたい」という意向があって大規模な病院に転職したものの…

「今の職場は女の職場って感じで…」ということをポロっと話していました。

その気持ちはよく解ります…

栄養士が複数いる職場は確かに女性が多いですが、努力次第で栄養指導の業務を与えてくれるのなら、有難く引き受けましょう。

本当にスタッフが意地悪しているのなら、あなたを低評価した挙句いつになっても雑用しか与えませんですから。

あなたを育ててくれる先輩なら、将来的にあなたに栄養指導の業務を与えようと考えている筈。

病院に転職したけど思うように管理栄養士としての業務を与えられないと悩んでいるのであれば、今、与えられている仕事を覚え、しっかりこなしていることを上司や先輩にアピールしましょう。

「もうそろそろ慣れてきたので、栄養指導の仕事を与えて下さい」

勇気を振り絞って打診をするのも一つの手です。

これで仕事を与えられたら成功です!

栄養指導業務が行える職場と言えば病院の他にも薬局、保健所、業務委託等があり、いずれも門戸が狭いというデメリットがあります。

その中でも比較的、病院、業務委託は栄養指導や保健指導のチャンスを与えられやすいと考えられます。

業務委託は未経験でも仕事を与えられる可能性が大きい一方、割り当てられる業務は栄養指導や保健指導なので、栄養管理業務を行う機会はありません。

病院に勤務する場合は栄養指導業務を行う機会はまちまちというところです。

ただ、病院ならではの栄養に携わる問題に多々直面するので、臨床栄養のスキルを身に付けられる近道になります。

 

栄養管理は必須条件


病院で働く管理栄養士のメインの仕事と言えば栄養管理計画書。

2006年の診療報酬の改定を機に、フードを中心とした栄養管理から人を中心とした栄養管理にシフトしました。

栄耀管理計画書は特別な栄養管理が必要な方を対象に作成され、多職種協同のもとで実施されます。

患者様の身体状況、栄養状態、病状、検査データその他既往歴や遺伝的要因なども含めアセスメントした内容をもとに必要栄養量を個別に算出します。

栄養管理計画書は医師の指示に基づくものであっても、管理栄養士として提案すべきことは提案し、最終的には総合的判断に基づいて作成されます。

栄養補給方法及び指示内容が決定し、経口摂取の場合は栄養士や厨房に食事提供を依頼します。

病院と言えば約束食事箋に基づいた栄養所要量にて食事を提供するのが一般的でしたが、現在ではこの方法は時代遅れです。

患者様の体格に応じて一人一人の栄養摂取量を算出することに加え、同じ臓器の病気でも症状によって栄養的なアプローチは変わります。

約束食事箋で治療食加算の対象となっていない呼吸器系疾患や褥瘡においても栄養管理が重要視されています。

以前リハ病棟の患者様の低栄養状態が問題視されたことから、リハビリには栄養管理が欠かせなくなってきています。

褥瘡については褥瘡管理加算を活用し、リハ栄養に関しては回復期リハビリテーション加算を活用して、栄養管理を行うことによって回復や治癒に携わります。
 

栄養補助食品を駆使するも?

厨房で作る一人一人の食事内容を細分化しすぎてとインシデント・アクシデントに繋がりやすくなります。

厨房業務は出来るだけシンプルに、栄養補助食品を組み合わせながら必要な栄養が摂れるように個別に対応します。

とは言ってもこの栄養補助食品の管理にはネックとなる部分があります。

例えば委託業者が入っている場合、病院で補助食品を管理してしまうと、給食委託会社はその補助食品をトレイにセットすることさえも拒否します。

複数管理栄養士を配置している医療機関では管理栄養士が交代で補助食品を扱うので問題ないのですが、一人配置の場合、管理栄養士が休むと担当する人がいなくなってしまいます。

逆に給食委託会社で補助食品を購入となると、商品が限られてしまいます。

卸店で購入するよりも値段が高くなり、1食分の食事内で抑えようとすると栄養補助食品の使用量が限られてしまいます。

補助食品を付ける人にはハーフ食で金額設定し、個別に応じた補助食品を付加して栄養管理を行っていきますが、栄養補助食品の価格設定が高いと患者様の個人負担額が増えるという問題も生じてしまいます。

(画像をクリックすると、大きな画像が表示されます)

図はあくまでも例なので、事業所や委託会社によっては若干請求方法が異なってきます。
 

栄養診断が出来ることもスキルの一つ


栄養指導業務も管理栄養士の主な業務の一つであり、糖尿病や高脂血症、腎臓病、肝臓病、癌等の生活習慣病から、咀嚼嚥下困難な患者様を対象とした栄養指導を行います。

特定保健指導も行いますが特定保健指導は生活習慣病予防の観点から指導業務を行っていきますので、内容的には糖尿病や高脂血症、肥満等が中心となります。

栄養指導や保健指導はこれらの指示内容に基づいた適切な栄養管理方法を提供するだけではありません。

患者様が生活習慣病を引き起こす原因には様々な背景があります。

  • 仕事が遅い時間に終わる為、夕食が夜の10時頃になってしまう
  • 知り合いからお歳暮や頂き物で甘い菓子類をもらうことが多い
  • お付き合いが多い
  • 勤務先で提供されるお弁当が高カロリーで栄養が偏っている等

この環境的な要因の中で解消可能なものについてはその方法について指導をしたり、環境を変えることが困難な場合はその状況下において治療食を実践できる方法をアドバイスしていきます。

これらの業務には「栄養診断」が出来るスキルが必要です。

同じ診断でも医師の診断は臨床検査データ等から病名を診断しますが、栄養診断はこれらのデータや患者様からヒヤリングした情報によって、その要因となる食習慣や生活習慣を見出します。

根本原因を突き詰めて、患者様が日常生活の中において実践可能な食事療法をアドバイスします。




 

多職種共同が常識


現在、NSTを導入している病院も増加しており、他の医療スタッフとともに多職種共同において栄養をサポートする業務を行います。

かつては管理栄養士業務は栄養士業務に栄養指導業務が加わった程度でしたが、ここ十数年で大きく変わりました。

とは言ってもこのNSTは病院の運営方式によって大きく貢献出来る場合もあれば、無駄に終わってしまうケースもあります。

というのは急性期病院においては多職種協同による栄養管理が合理的に行われていれば、患者様の早期退院を促すこととなり、病院の予算の支出のカットにも繋がる上に、国の医療費の節減にも繋がります。

医療療養型についてはNSTを導入して患者様の病状の改善や安定を図り、施設支援が可能なケースが多い場合は導入した方が良いと考えられます。

医療療養型は受け入れる区分によって様々であり、終末期で栄養管理の介入の余地がない程重症な方や栄養管理が却ってデメリットになる場合は導入の必要性は低いと考えられます。

大学病院のような大規模な病院となると栄養管理を行う患者様も当然多いので、給食管理業務を委託化して業務分担を明確にし、病院の管理栄養士は栄養指導や栄養管理に専念する方法をとっているところが殆どです。

とは言っても100%給食委託業者をあてにしてはなりませんですけどね…
 

給食委託会社のスタッフはプロという世間の誤認


巷では給食委託業者は「食のプロ」と言われていますが、委託会社で働く従業員は決して専門職を中心に構成されているのではありません。

だから栄養士はバカにされる…給食委託会社の重大なデメリットについて いやいや厨房現場はそんなもんですよ! この経験を通じて逞しくならないとね! それで何だか...

寧ろ無資格のパートの割合が多くを占め、病院のオーダーと全く違うちんぷんかんぷんな事をやっているケースも少なくないのです。

これでは栄養管理の意味をなくしてしまう為、委託業者が忠実に給食管理業務を行っているのか監視し、あまりにも酷いようであれば給食委託会社の不祥事を本部や支店に通報して改善を促します。

中小規模且つ厨房業務を委託化している場合、管理栄養士は1名で配属されます。

最近では厨房業務委託化していた病院が直営に切り替えるケースもあります。

直営となった場合、管理栄養士は責任者として立たされ、栄養管理業務や栄養指導業務に加え厨房業務の管理も行います。

ただ、料理の質は明らかに直営の方が上ですよ。

勿論管理栄養士の業務が増えてしまい、下手をすれば肝心な栄養管理業務に回れなくなってしまうデメリットがあります。

一方、直営の場合は対厨房への権限を持つことが出来ます。

  • 厨房スタッフの不祥事に口出し出来ないというストレスがない
  • 厨房スタッフの教育が可能
  • ある程度、自分のルールで運営可能

特に古参者の場合、長年給食管理を中心としたフードサービス業務の経験から、献立のバリエーションが広く、厨房業務が得意な人もいます。

直営方式では資格を持っているからといって、新卒スタッフにいきなり委託会社の調理師同様の仕事をやらせません(普通は)。

新卒の栄養士や調理師に調理補助から少しずつ仕事を与える方法で指導が出来るので、新人スタッフにとって仕事を段階的に覚えられるというメリットがあります。

これには指導者の指導スキルを持つとともに、スタッフのレベルを見極める目を研ぎ澄まさなければなりません。

ここの見極めがなっていないと、未経験なのに数日程度の指導で済ましていきなりベテラン同様の仕事をやらせることになったり、その一方で仕事に慣れているにも関わらず初心者同様の仕事を何年もやらせる羽目となるからです。

指導方法が不適切なのもスタッフの定着を悪くされることに繋がってしまいます。

その点委託会社が入っていると病院の管理栄養士は厨房業務に介入しません。

厨病業務や早番をやりたくない管理栄養士にとってはそれで良いかもしれませんが、個人的には給食委託業者に任せることは大変もどかしく思っています。

というのは業務委託化するかしないかを決めるのは管理栄養士ではないからです。

また、給食委託業者は立場が弱いと言われますが、厨房業務に関する権限は給食委託会社が持っており、決して管理栄養士は給食委託会社に対して女王様ではないのです。

委託会社が「粗末な食事を提供する」「厨房の清掃が不徹底」という不祥事を起こしいることをいくら注意しても、見事にスカンされますよ。

寧ろ給食委託会社の方が強気であり、酷い場合には管理栄養士が給食委託会社に暴言を吐かれることさえもあります。

管理栄養士に説教されるのが辛くて…

こっちは意地悪して言ってるわけじゃないのに

余りにも厨房が汚いから注意してるのに、こっちがパワハラしていると捉えられて困る…

また、病院側の上司が委託会社の不祥事に対して動いてくれるのであれば、改善を促してもらえるのですが。。。

上司が管理栄養士を邪険に扱い、委託会社の肩を持ったり持ち上げたりするのであれば、管理栄養士の立場は全くといっていい程ありません。

追い込まれた道は退職しかないでしょう・・・(これって「退職推奨」ですよね?)。

それとも自殺ですか?(笑)

酷い話です。

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職員の士気が高い病院は数少ない


病院における管理栄養士業務は栄養管理、栄養指導を始め、NSTによるチーム医療を行うと巷ではよく言われるので「病院で働いている管理栄養士は格好いい」というイメージを抱くでしょう。

職員の質が良く、栄養管理に理解のある病院である場合は、チーム医療を成功に導けるでしょう。

ただ、このような質の良い病院は数少ないと考えています。

病院=質の良い医療を提供しているのなら、学会関連の資格を習得している管理栄養士はもっと多くいる筈です。

病院は規模の大小に関わらず、職員の士気に大きな幅があります。

NSTが円滑に行われるのは管理栄養士だけの力だけではなく、患者様のサポートに携わる医療スタッフの協力があって成功に導き出せるのです。

それぞれのスタッフの専門性や能力、ポテンシャルを導きながら治療に当たるため、幅広い見解に基づいた医療を施すことが可能となります。

多職種協同における医療は、医師や看護師の負担の軽減にも繋がります。

もし、ここで一人のスタッフが気に入らないスタッフの意見を面白くないと言わんばかりに否定していては、チームの輪を乱すので円滑なチーム医療が行われません。

これには、患者様への貢献と職員同士の人間関係の構築がNSTを成功に導き出すための秘訣といっても良いでしょう。




 

残念な病院


一方、医療機関でありながら本当に医療従事者なのかという位職員のレベルが粗末な病院もあります。

実はこのような病院の情報はあまり流れていないのが現実です。

このような病院に就職してしまうとキャリアを積むどころか、質の悪いスタッフの嫌がらせやハラスメントによって心身共に蝕んでしまいます。

当然このような病院は離職率が激しく、職員の定着が良くありません。

このような病院では部署同士の確執もあれば、部署内の虐めや派閥も激しいのです。

患者様の医療に目を向けず、興味があるのは他人の粗探しとうわさ話と悪口陰口です。

ハッキリ言って患者様の為を思った行動は一つもない位、低レベルな病院です。

世の中、こういう病院もあるということも頭に入れておきましょう。

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管理栄養士の年収は500万円


うーん…年収500万円、欲しいですよー!

厚生労働省の令和2年度の統計では年収374万円が平均年収だと言われています。

しかし、病院や施設の求人票の条件を見る限りそこまで年収が高いとは思えません。

労働条件が良いところは定着が良いので中々募集することもないでしょうし…

委託会社で年収400万円というのは殆ど無理でしょう。

ただ、一般企業の管理栄養士として就職すれば年収アップは期待できるのではないのでしょうか。
 

まとめ

管理栄養士が臨床栄養のスキルを身に付ける場として、病院はベストと言えます。

しかし、委託会社で働いている時は病院の管理栄養士が羨ましくてしょうがなかったのに、実際に働いてみたら更にツライ板挟みに遭遇して辞めたくなったとなることも無きにしも非ずです。

委託会社の栄養士も責任が重いですが、その責任を背負う管理栄養士はもっと重たい責任を背負うのです。

管理栄養士が栄養士をパワハラする…なんて書き込みがありますが、委託会社の栄養士が管理栄養士を追い詰めるケースだってあるのですよ。(中々顕在化されませんが)

ただ、病院に就職すると管理栄養士としての貴重な経験も積めるので、成長の場を与えられるというメリットは大きいものです。

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B!

 



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